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この間、台湾帰省のとき、実家にお正月ギフトに「YQ餅」が送られてきた。「YQ餅」とはもちやあんこ、卵黄、肉そぼろなど甘いもの辛いものが詰まって、表がパイでサクサク、中がもちでもっちもちの不思議なお菓子。
【奕順軒 YQ餅】
(「Y」は意味が不明だが、「Q」は台湾語で「もっちり」の意味。「YQ」で「IQ」にひっかけてるのかな?)
義理のお姉さん(大嫂da4 sao3)がメーカー名をみて、「這是不是電視上很有名的那一家口阿?」(これって、テレビで有名なあれじゃない?」。「奕順軒」、ふ~ん、聞いたことないけど、有名な店なんだ。
旧正月休暇を終え日本に帰国し、今度は台湾留学を終え日本に帰国した和佳姐と会った。これまた台湾みやげをいただいた。台湾宜蘭の名物お菓子「牛舌餅」niu2 she2 bing3。しかも、なんとまた「奕順軒」の名前じゃありませんか!
たてつづけ2回っていうのはよっぽどのことだ。これはもう店のHPを調べるしかない。なるほど、おいしそうなお菓子が並んでる。しかもみんなつくりが丁寧そうできれい、日本人好みだ。
残念ながら、いまのところ海外発送はないので、のどから手が出ても、よだれが氾濫しても、日本からは買えないのだ。台湾の友人に送ってもらうか、宜蘭旅行のみやげに買ってきましょう。
奕順軒Yih ShunShiu。
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帆布製のトートバッグで有名な「一澤帆布yi1 ze2 fan2 bu4」、お値段は少々張るが、飽きないデザインや丈夫さで愛用者も多い。実は台湾でもファンが多い。大学生だった甥も以前「ほしい!」といってた。
先日CS放送でそれにそっくりの台湾商品が紹介された。その名は「永盛yong3 sheng4帆布行」。「永盛帆布行」といえば、台南人なら絶対誰しも見覚えがあるはず。そう!日差しの強い台南でよく見かける店先のズックの日よけに、3軒に2軒はその端にプリントされたあの「永盛帆布行」。
その老舗はいまでは隠れたヒット商品で話題。かの「一澤帆布」を彷彿とさせた形とつくり、それに魅力的な値段の安さ。番組中で取材をうけた台湾人のおじさんいわく、一澤の1/5だとか!もちろん台湾製。「一澤帆布」の模倣かどうかは、そもそもデザインがシンプルなトートバッグはいろいろ出回ってるから、真相は本人に直撃してみないとわからない。
大が500元(約1500円)で、小が400元(約1200円)。「一流的な二番煎じ」ウェルカムの私は、今度の台湾帰省の買い物リスト入りかな?
店の住所は:台南市中西區中正路12號 (度小月旁邊)
電話:06-2275125
取り上げたブログ:
これ、誰がデザインしたの?
小無敵・部落格
実は「一澤帆布」の値段が知りたくてついでに検索してみたら、大変がことが判明。社長と従業員組合との間で何かのトラブルで、店は現在休業中。理由はなんであれ、せっかくの人気商品なのに残念!一澤帆布労働組合。
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またまたビールのお友達を発見!(おおっ、そこにいたのか)
「蒜香青豆」という名の、にんにく風味が売りのやつ。
本名はエンドウ(豌豆wan1 dou4)豆ちゃん。
外袋はこう書いてあった。
「伴茶 伴酒 伴好友(お茶の友 お酒の友 仲間の友)
談天 叙旧 吃豌豆(おしゃべりに 懐旧談に エンドウ豆を食する)
栄養でおいしい(これは日本語 どっか日本語があるとなんかいい感じ?)」
おすすめの食べ方:(推薦tui1 jian4吃法)
「蒜香青豆」の黄色い字の下部の気持ち手前まで開けて、
直接に口をめがけて、ひと振り!(直接倒進dao4 jin4嘴裏)
一度でちょうど3~4粒出てきて食べやすい。
台湾のスーパーで購入可能。(在台湾的超市買得到)
母いわく「何種類があるけど、盛香珍sheng4 xiang1 zhen1がいちばんおいしい」。
24個袋(@10g)入りで便利 48元(約150円)
一度3袋(30g)食べても約20円、こりゃ安い!
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記憶があってからずっと使ってるロングセラーの緑油精(green oil)。
頭痛、鼻づまり(鼻塞bi2 sai1)、車酔い(yun1 車)、腹痛、虫さされ(蚊虫咬傷wen2 chong2 yao3 shang1)などに効く常備の「万能薬」(万霊丹 wan4 ling2 dan1)。
子どもの頃は、香水なんて大人でもつける人の少ない贅沢品。子どもながらの知恵ー用もないのに、緑油精を塗ってしばらく経つとほんのり甘く香る香水のような香りを楽しんでたっけ。
それから、誰かに聞いた噂で、スウスウするのが刺激となり塗ると毛が生えるとか。腕にきれいな毛がはえそろった人がうらやましくて、しばらく腕に塗りつづけたな。結果のほどは?......覚えてない。
あれれっ、正しく用法・用量を守って、使ってないぞ(汗)。
「薄荷脳」(bo4 he2 nao3 薄荷でできたスティック)よりかなり刺激が強いので、塗りすぎにはご注意!!それから、つけた手で目をこすったりするとたいへんな事に...。
ドラッグストア(薬粧店)やコンビニ(超商)に必ず手に入る。携帯用は3g入りで59元(200円弱)、家庭用サイズもある。
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この間台湾のスーパー「大潤発」da4 run4 fa1でお土産を物色するとき、
このかわいい小瓶入りの醤油に目がキラリ。
手に取ってみて、
さすが「壷底油精」(醸造桶の底に沈んだ濃い部分)、
55mlなのに、重さが70g。
サイズ的にお土産にいいなと今回買ってみた。
日本に戻ると早速開封しひと舐め。
こ~い!あま~い!いいかおり!
好濃!好甘甜!好香!
調理中に使うとせっかくの風味が飛んじゃいそうでもったいないから、
仕上げに数滴ていう使い方はいいんじゃないかしら。
冷や奴(冷豆腐)やチャーハン(炒飯)、焼きそば(炒麺)などにね。
小さなボディには見合わずほこらしい実力を語るラベル。
「栄獲全国評鑑会特優奨」(全国品評会優秀賞入賞)
「栄獲全国評鑑会金牌奨」(全国品評会金賞入賞)
「不含防腐剤」(防腐剤無添加)
「不加人工醤色」(人工着色料無添加)
「不加糖精」(人工甘味料無添加)
■原料:青仁黒豆、食塩、砂糖、甘草
■使用法:燉鶏、{火考}肉、沾食、拌麺、涼拌、{シ鹵}肉等。
(鶏の煮込み、焼き肉、漬けダレ、麺に絡める、和え料理、肉の煮込み)
■値段:6個入りで160元(約480円)。大瓶(910g)もあるらしい。
一つだけ「美中不足」(玉にキズ)なのは、
蓋子(フタ)が微妙に「関不緊」(ゆるい)なところ。
開封後は横にすると液だれする可能性ありにつき、ご注意を。
※「精」は中文でエキスという意味
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台湾は南の国で、日本と同じく米が主食。
最近は健康志向で、スーパーの雑穀米はバリエーションが大変豊富。
それに、なんといってもやすい!
この間荷物に忍ばせたのは、129元/1.2kgと145元/1.5kg、
ざっと1kgで100元といったところ。
おなじみのやずやと比べると...なんと9割以上も安い!
(あまりの驚異的な安さに、思わず計算間違えたのかなと思っちゃった)
※比較対象:やずや25g×30袋で3,213円。円:元=1:3で計算
ああ、あと2kgぐらい買ってくれば良かったな。
内容物はともかく、日本の雑穀は高すぎる!!
重い荷物になる覚悟で、今度もがんばって背負ってくるわ。
ちなみに、パッケージに書かれた調理法は、
「可添tian1加於白米一起烹peng1煮或煮成粥食用」とあった。
(白米に混ぜてまたはお粥に炊く)
なるほど、お粥は誰でも食べやすいからいいね。
それに水分量の加減も心配いらず。
成分:{米造}米、黒{米需}米、{米需}小米,白麦、蕎麦、
紅扁豆、燕麦、麦片、紅yi4仁、緑豆
(玄米、黒もち米、もち粟、白麦、ソバ、
赤レンズ豆、エン麦、押し麦、赤ハト麦、緑豆)
旅行で台湾のスーパーを回る機会がある方は、
ぜひ台湾の雑穀米を探してみてください。
請各位有時間找找看!
※中国語で雑穀は「雑糧」za2 liang2といいます。
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この間産休のため、しばらく教室を休みにする恵恵に、龍山寺long2 shan1 si4で求めたこの「護身{革圭}」hu4 shen1 xie2をプレゼントした。
日本同様、台湾でも用途によってお守り(護身符fu2)を身につける風習がある。「邪気は足から体内に入る」という言い伝えがあり、小さな赤ちゃんにもちゃんと靴を履かせる。この「護身{革圭}」は妊婦さんや子宝に恵まれたい人がつけるもの。
そういえば、今月出産予定の恵恵は元気にしてるのかな?不知道恵恵{女也}現在人好不好?
恵恵!小BB生下来之後、別忘了寄上{イ尓}跟小BB拍的照片{口屋}!
台湾茶イベント・少人数制中国語教室
<左:菜{月甫}餅、右:菜{月甫}酥>
パッケージのイラストから、「ダイコン入ってる?」のこのお菓子。台湾ではダイコンのことを「菜{月甫}」というの?ダイコンのお菓子って、どんなお味?
実はダイコンはダイコンでも、干したダイコンだ。台湾では干しダイコンを台湾語で「菜{月甫}」cai4 bo4という。日本のとは違って、塩気があって、色も茶色。日本人でも好きな人の多い台湾B級料グルメ「菜{月甫}蛋」は、それの入った卵焼きのこと。
菜{月甫}餅cai4 pu3 bing3は、小麦粉、砂糖、菜{月甫}、調味料、油、塩でできた固めのクッキーで、甘くてしょっぱく、干し大根の香りがする、古くからの素朴な駄菓子。伝統市場の駄菓子売り場やスーパー、コンビニなどで簡単に手に入る。
菜{月甫}酥cai4 pu3 su1はわりと最近出てきたもの。砂糖でコーティングしているので、菜{月甫}餅より少し甘めで、サクサクした食感。(今回教室で配ったら、日本にない味と食感で大好評だった)
ちなみに台湾の食品パッケージによく「素食」su4 shi2とあるのは、直訳すると「野菜食」、つまり動物性成分の入ってないもの。信仰上で肉食を食べない人のための配慮だ。
中国語教室のお申込みは台湾人による中国語教室「T-Chinese」。
今日はロングセラーの台湾版ベビースター「科学麺」を紹介する。まだ食べてない人は、その美味しさがわからないと思うので、一度試すことをすすめる。
まず、ターゲットが子どものおやつなのに、なぜ「科学麺」というマジメな名前なのか??実は発売された70年代は、「科学小飛侠」ke1 xue2 xiao3 fei1 xia2(「科学忍者隊ガッチャマン」)が大流行し、パッケージにそれらしき図柄をのせれば売れるという計算だとか。ちなみに、このアニメは私にとっても懐かしいもので、日本に来るまでアメリカモノだと思ってた。
さて、食べ方だが、ベビースターは袋を開けたらそのまま食べられるが、科学麺はちょっと違う。その手順は:●封を開け、調味料袋を取り出す。●めんを好みの大きさにつぶす。●調味料を加えて振って全体に行きわたらせる。※調味料全部食べちゃうと塩分の取り過ぎなので、量は好みで調節する。
30年以上たっても人気が衰えない理由は、なんと言っても香辛料の風味(ニンニクやネギの香りがたまらない)とサクっとした軽い食感。子どもの頃は、いまよりめんの量が多かった気がするが、数年前からミニサイズも発売した。自分で麺をつぶす「快感」こそないが、オフィスで小腹が空いたときにはちょうどよいサイズ。ちなみにミニは調味料があらかじめパラパラしためんと合わさっているので、開封して口へ放り込むだけ。7-ELEVENなどは8袋入りで20元で購入できる(スーパーならもっと安い)。日本へのおみやげとしては安上がりで面白いので、かなりおすすめ。
<ミニサイズ>
ライバルに「王子麺」wang2 zi3 mian4があるが、味も食感も全然違う。香辛料の香りがほとんどなく、チキンスープのダシ風味が強く出ていて、全体的にマイルドな印象。食感はあまりサクッとせず、科学麺を食べなれた人なら「ちょっと湿気った?」感があるかも。科学麺同様、ミニサイズもある。
小さい頃から「統一」tong3 yi1食品に一筋のせいか(実家が統一商品の代理店なので)、おいしいと思うのはやはり科学麺。みなさんはいかが?ぜひぜひ感想をよせてほしい。
中国語教室のお申込みは台湾人による中国語教室「T-Chinese」。
この間「体育の日」の連休(台湾では中秋節と国慶節で大にぎわいでした)に台湾に行ってきた茶米が、おみやげを買ってきてくれた。
蛋黄{酉禾}dan4 huang2 su1という品もので、台湾では中秋節のときに欠かせないお菓子(と私は思う)。どんなものかというと、表面がサクっとしたパイ生地で、その次があんこで、真ん中が黄身という、甘くてしょっぱい物。
台湾の月餅(yue4 bing3)は、甘い物がほとんどだが、そうじゃない物もある。甘くてちょっとしょっぱいような肉のそぼろが入ったものがその類い。初めて口にする人は「これって、あまいもの?しょっぱいもの?」と戸惑っちゃうかも。この蛋黄{酉禾}もそういう「台湾不思議食」の類に入るかな?でも、ホントに大大大好きっ!くどい甘さもないし、濃厚な黄身もポロポロと口の中で溶けていく。ああ~、日本でどっかで売ってないのかな?
私の好きな食べ方は、一口目からガブっと黄身までかじること(この時点で1/3が消える)。口の中でじっくりと混ぜ込んで「三位一体」にさせたあと、すべての味蕾を駆使しそのうまみを感じながら少しずつ飲み込む。すべてを飲み込んだあと、濃いお茶をゴックリ。ああ~おいしかった!
そんな大好物だけど、やはりカロリーは気になるもの。たしかに1個で250kcalぐらいかな?ご飯約2杯分程度か。まあ、濃いお茶と一緒に食べると、多少油分が流されるからいいのかな...。
みなさんも台湾に行った際に、パイナップルケーキだけじゃなくて、ぜひいろんな蛋黄{酉禾}を食べ比べてくださいね。
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