台湾ワン!(Taiwan One!)

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定額給付金

2009年03月05日 | 日々の日記帳
【消費券は赤い封筒で渡される。サイズは通常の紙幣(写真では1000円)より一回り小さい】

昨年9月下旬に総理就任の際に麻生太郎氏が発表した「定額給付金」の案が、半年越しにいま、やっと実現の芽が出てきた。景気刺激に最適のタイミング(クリスマス・年末)を逃して、3月の今になって、やっと国会で通過する。正直、熱が半分冷めてる(もちろんもらえるのはうれしいが)。

に対して、過去日本で実施した地域振興券を参考に、台湾はさっさと国会で通過し、タイミングよく今年1月の旧正月より1週間前に「振興経済消費券」の支給を始めている。

消費券は旧正月前もあって、縁起をかついで500元×6枚と200元×3枚、合計3,600元分を「紅包」に入れて配布。お子さんから、おじいちゃんおばあちゃんまで、みんな同じ額の定額給付。

紅包の裏にはこうある。消費券は釣り銭は出してはいけません。転売不可,現金・商品券・プリペードカード交換不可。98年(2009年)9月30日までになるべく早いうちお使いください。(「なるべく」??期限が過ぎたら、いったいまだ使えるのか?の疑問が残るが)



「消費券の効果はいかほど?」と台湾に住む家族に聞いたところ、年の瀬にお買い物に繰り出す人がここ数年見ないほど、どこに行っても人混みだという。「去年は一家で淋しい『ウィンドーショッピング』だったけど、今年はみんな手に買い物袋」。やはり消費券は効果てきめんのようだ。

ただ、消費券で支払われる店側としては「いつ偽造券がでくるか」の心配もあるようだ。伝統市場で八百屋さんの店主が「出たばかりだから、いまのこと偽造券はないでしょう。でもそのうち出てきてもおかしくないね」と。「朝忙しい時なんかは、そんないちいち本物か確認できないでしょう?」

本人で受け取りが出来ない場合(海外に住む私みたいな)、代理で申し込むことが可能。その場合は「振興経済消費券委託他人領取委託書」(代理申込書)に、氏名、電話番号、本籍、国民身分証番号を記入し、印鑑を押した上で、国民身分証と印鑑を代理人に渡して、期限までに郵便局に受け取りにいけばOK。


この間台湾に戻った際、親に代理を頼んどいた。日本にいる皆に本物の消費券を見せたいから、500元と200元一枚ずつもってて帰りたいと言ったら、「500元は期限前に使わないとただの記念品になっちゃうから、もったいない!200元ならいいよ、もってって」と言われた。

今年の9月までに,今手元にある200元のために、台湾に里帰りでもしようかな?



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コメント (1)
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