グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

鳴沢湖のカワウ

2013年12月04日 21時56分13秒 | バードウォッチング
一昨日、カワウのねぐら・コロニーのモニタリングのため、高崎市箕郷町の鳴沢湖へ。
この調査は、県内のカワウ生息数を把握するため、主なねぐら・コロニーにおける個体数をカウントするものです。

鳴沢湖

農業用の貯水池で、ワカサギの管理釣り場としても利用されていますが、3.11の大地震で堤体が損傷し、その復旧工事のため、現在は休業中です。

カワウが集まる場所は、カワウの糞で木が白くなっています。やがて木はその影響で枯死してしまいます。




夕暮れが近づくと、採食場所からカワウが戻ってきます。




とりあえず、水面に降りて休んでいるカワウたち




カワウは一日に平均500gの魚を捕食します。県内の河川湖沼の魚が毎日毎日、約500kgくらいカワウの胃袋に消えていく計算になります。
カワウは日本全国に生息していたといわれていますが、カワウ本来の生息域は河川の河口域や内湾の沿岸部です。内陸部である群馬県内には生息していたという記録はありませんので、群馬県内では、カワウは国内外来種であるといえます。





この日、鳴沢湖のねぐらで確認したカワウの数は約170羽でした。


もともと群馬県には生息していなかったカワウを今後、どうしていけばいいのか? 地域の生物多様性保全のためにはどうすればよいか、答えは明らかなのですが・・・。



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