グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

「ヒレンジャク」と「宿り木」

2015年02月08日 20時32分21秒 | バードウォッチング
昨日のヒレンジャクのつづき




ヒレンジャクたちが、この公園にやって来るのは、ヤドリギが多いから。


実がたくさんついています










ヒレンジャクはヤドリギの実が大好き。図鑑によれば、ヒレンジャクはヤドリギの実の他にも、イボタノキ・ヤツデ・キヅタなどの実を食べるそうですが、ここではヤドリギの実以外を食べているのを見たことがありません。








ヤドリギの実の中には、ネバネバした粘液状の繊維に包まれた種子が入っています。ヒレンジャクがこの実を食べ、粘り気のある糞をすると、それが木の樹皮に付着し、糞に入っていた未消化の種子が、そこから発芽・生育します。ヤドリギの繁殖には、レンジャク類(ヒレンジャク、キレンジャク)が欠かすことのできないパートナーとなっています。ヤドリギの実は、ヒヨドリもたま~に、ついばんでいることがありますが、ほぼレンジャク類しか食べません。あのネバネバの実は、ほとんどの鳥が苦手としているようです。ということは、レンジャク類にとっては、ヤドリギのある場所に行けば、他の鳥と競合することなく餌を確保することができるメリットがあると言えます。ヤドリギとレンジャク類は「win-winの関係」ってことですね。

ネバネバの長~い糞 (^^;)


ヤドリギの実は、まだまだたくさんあるので、ヒレンジャクたちはしばらく居てくれるでしょう (^^)




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