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アオハダトンボ

2010年05月18日 21時13分45秒 | 自然観察
アオハダトンボは、本州から九州の平地や丘陵地の清流でみられるカワトンボ科のトンボですが、生息地はかなり限られています。
群馬県の動物レッドリストでは「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されています。
他県では、東京都区部と千葉県では「絶滅」、青森県、兵庫県で「絶滅危惧Ⅰ類」、神奈川県、新潟県、長野県、大阪府、岡山県、鹿児島県で「絶滅危惧Ⅱ類」になっています。全国的に生息地、生息数の減少が心配されている種です。

アオハダトンボ・都道府県のRDB指定状況 日本のレッドデータ検索システム

群馬県内では前橋市の桃ノ木川の一部で比較的多くのアオハダトンボをみることができますが、私の職場の中を流れている水路でも、数は少ないながらも毎年発生を確認しています。

今日、今年初めてアオハダトンボの姿を見ることができました。(2008年の初認は5月17日、2009年は6月2日
アオハダトンボ ♂


アオハダトンボのオスは、ハグロトンボによく似ていますが、アオハダトンボの方がひとまわり小型です。また、翅の形も微妙に異なっています。
さらに、アオハダトンボがみられる時期は7月までですが、ハグロトンボはアオハダトンボよりも多少遅れて出現し、9月いっぱいは見ることができます。



アオハダトンボ ♀


メスの翅には白い偽縁紋があるのが特徴です。


今年もこの水路で、貴重なアオハダトンボの姿を確認することができて、とりあえず一安心。


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