コロナとアメリカ大統領選以外で、ちょっと気になるのが総理及び総務大臣の強力な「携帯電話値下げ要求」のニュース。主力ブランドが値下げしなければ意味がない、など、ちょっと強硬な感じがします。比較的体力のある企業に対しての要望だから、それなりに成果が挙げられそう→新体制で手っ取り早く成果がアピールできる部分→やっちまえ、感満載です。
私は反自民でもないので、今の政権に不服があるわけではないですが(というよりも、他にやれる党があると思えない)この携帯料金の話はちょっと疑問が残っています。携帯電話、確かに安いとは言えないと思います。外国と比べても、欧州よりも高いけど米国・韓国よりは安い水準。4G接続率はトップクラス、ダウンロードの通信速度は韓国についで高いレベル。高品質であることを政府は評価してくれてるんでしょうかね?
また、料金にこだわるのならばMVNOを選ぶとか手段はあります。私自身、MVNOを使っていますが(・・・ドコモ回線であるため品質もいいのですが・・(笑))、すべての人にそれを勧められるかというとそうではないと思います。例えば、最初の回線開通や設定を自分で出来ない方、何かエラーが起こった時にいつもショップに駆け込んでスタッフにいろいろと教えてもらう方、そんな方は高い料金については何かあった時の相談料だと思ってもらった方がいいのではないでしょうか?若い家族と一緒に住んでいれば、一定のエラーは解決できるかもしれませんが、まあ、若いからできるとも限りません。
だから、通話品質にプラスしてフォロー体制も料金のうちなんじゃないかと思っています。もしかしたら、大手3社は余計な利益を享受してるのかもしれませんが、安くすることで結局は使いづらく(使えなく)なってしまったのでは、困るのは消費者。安くして、必要な方には上乗せで「駆け込み寺料金」ってのを取るのはいいかもしれません。お金を払えば安心して使えるってことです。もちろん、各社が出してくるのが若者向けの格安プランであれば、駆け込み寺は不要ですかね。ちなみに、遠方に住んでいる自分の両親にはMVNOは勧めず、ドコモショップに駆け込んでもらっています。