早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

薪ストーブの焚付

2020-12-14 | 薪ストーブ

いよいよ冬本番となってきました。以前も同じ話題で書いた覚えがありますが、やっぱりこの季節は薪ストーブの話題がぴったりかと。信州に移住した最初の12月に「寒くなりましたね」と言ったら、「いやいやこれからですよ」と言われたのを思い出します。確かに、まだまだ12月は暖かいです。なぜならば、最高気温が氷点下ではないですから。1月後半になると最高気温が氷点下だったりします。そうなると、鼻の中が凍るのでジョギングにも行きたくなくなり、冬眠モードです。

この季節は薪ストーブが強い味方。家中を温めるのにこんなに素敵なツールはないと信じています。購入すると贅沢品の薪なので、強い味方とはいえ一日中薪ストーブをつけているわけではありません。日が落ちるころに点火して寝るまでが薪ストーブを楽しむ時間なのですが、当然ながら、毎日点火作業が必要です。シーズン最初は毎年戸惑うのですが、如何に速やかに煙が出ないように点火してストーブの温度を上げていくか、が課題。しかしだんだん経験値も上がり、焚付の積み方や選び方も上手くなってきました。もちろん、点火剤も市販のものではなく、自然のものを使います。

今使っているのは、杉の枯葉と松ぼっくりのペア(最初の写真です)。杉の細かい部分に火がついて、カラカラの松ぼっくりに火が移るとこれがまたよく燃え上がるのです。このペアの上に、少し細めの落葉松の枝とか薪割をしたときの端切れとか燃えやすいものを置いて、その周りに少し太めの枝や焚付用に割った薪を置けば徐々に燃え移っていきます。燃えやすいものから順番に燃えて、火の勢いが強くなったところで本当の(?!)焚付に無理なく点火、というのがベストだと思っています。

ちなみに、松ぼっくりはどこにでも落ちていますが、だんだんどこにいい松ぼっくりがあるか分かってきました。点火用としては出来ればパリッとしていてほしいです。↓この3つの中でも右下の大きいものがよく、ひだ(というのか?)の間があいていて乾燥度合いが高く、火が回りやすいです。

左の2つも小ぶりではありますが、まあまあ上級品(笑)です。松ぼっくりを拾いに行ってみると、踏まれて一部ぺしゃんこになっていたり、欠けていたり、という二級品が沢山あります。もしも、あなたがこういう松ぼっくりを拾いたいと思うのならば、車道ではなく歩道の脇に松の木があるところを見つけてみてください。車道の場合はどうしても車に潰されていいものが少なくなってしまいます。そして、山の中などの土の上ではなくて舗装された歩道に落ちていると、カラカラに乾きやすいようです。私はいつもジョギングしている途中で松ぼっくりポイントに差し掛かるので、目的がジョギングから松ぼっくり拾いに変わってしまい、ポケットを松ぼっくりで一杯にして走ってしまいます。頬に沢山ドングリを入れたリスが仲間だと思って近づいてきそう⁉️

ちなみに今日からの寒波で今週は最低気温がマイナス10℃、最高気温が氷点下の予報の日もありますので、薪ストーブの威力の見せ所です。