トラブル・ホテル ~ほら、みんなに迷惑かけている~

2011-10-11 18:00:00 | おでかけ
 翌日、5Fに泊まってた人に会ったら言われました。

 「昨日、5Fで女性の悲鳴が聞こえましたよ」

 ああ、それは、6Fまでエレベーターがなくて、スーツケースの荷物をポーターもなしで階段で6Fまであげなきゃいけないといけいないと知った時の女性たちの悲鳴です。

 「そのあと、上から悲鳴が聞こえてきましたよ」

 ああ、それは、部屋が603のカギを渡されているのに、部屋のプレートがP-3となっていて部屋がない、挙げ句、磁気が悪くて部屋があかないと騒いでいた声です。



 でもここのホテルは私たちの階じゃなくても何かトラブルがあったらしく、トラブルがなにもない部屋を探す方が難しかったらしい。

 電話が壊れてるとか、冷蔵庫が冷たくならないとか、テレビの線が繋がっていなかったとか。
 不思議なことにテレビの、スイッチを入れても入らないのに、チャンネルを押すとテレビの電源が入るとか。


 ヨーロッパだから、どこかの部屋でお湯を大量に使えば他の部屋が出ないのは当たり前だし。


 私なんて、前の日、午後5時過ぎにチェックインしたから、今ならお湯があるとシャワーを浴びようとしたら水しか出なかったわよ。
 そのあと、2時間後くらいの方がお湯が出たわ。

 翌日、朝シャンをしようとした外国人が、やっぱりお湯がでなかったんだって。
 私じゃないけど、たまたま朝起きて部屋を出たら、知らないアメリカ人につかまって、英語で突然まくし立てられた人がいた。

 「何かトラブルがあって、フロントに行くのか?」

 いいや、そうじゃない、というと、
 「俺の部屋を見ろ、シャワーが水だ」

 と部屋まで連れて行かれて見せつけられたとか。


 フロントに言えよ。

 朝早くから起きぬけの頭で英語でまくし立てられて、反応できる日本人は少ないぞ。


 ということで、全くトラブルのない部屋がない、珍しいホテルでした。


 でもこの日、ついに私はナポリの青の洞窟に行くのです。
 そんなことなど構っていられないのです。



 ということで、ナポリに出発しました。

 帰ってくるのは、またこのホテルです。


 それは置いといて、出かけます。


 でも私たちの噂では、あれは従業員の部屋だと言われてます。意外と予約が入っちゃたんで、そのまま従業員の部屋も客室にしちまえば?でしたのだろうと言われてます。


 信じられないが、イタリアのアバウトさならあり得そうな気がします。

 だいたい、エレベーターががないのがおかしい。


 ということで、私たちの間では従業員の部屋に泊まったが定着してます。

 「まるで小公女セイラになった気分だ」
 と言っていた方もいました。
 お嬢様が突然父親を亡くし、一気に貧乏になる話ですね。


 うーん、言い得て妙な話だ。




 だって窓なんてこんなだもん。言われると凄い納得するわ。




 そしてついにその晩、事件はおきます。

トラブル・ホテル ~そんなことってありですか??~

2011-10-11 10:00:00 | おでかけ
 私の場合、イタリアの地図から行くと、長靴の足首のあたりから入って、踵に移動したの。
 北イタリアから南イタリアってコースになるのかな。

 ミラノ、ベニス、フィレンチェ、ローマ、ナポリときたことになります。


 うん、確か。


 目的が私の場合、青の洞窟のみだったので、そこへ行ければ後はどこでもいいやでくっついてきたから、あんまりよく判ってないんだけどね。


 最後はローマにもどってそこからイタリアをあとにする予定だったのです。

 ホテルはローマの郊外です。

 でも3つ星。だったら、そんなに悪いわけはないじゃないですか。


 でもこれが、そんなことってありですか?の連続だった。


 まずカギを渡されたわけよ。


 部屋番号が603とするでしょ。でもさて、ポーターもなく自分で荷物を運びましょとエレベーターに乗った所、まず、エレベーターに6F表示がないの。5Fまでしかないの。

 フロントで確かめたら、あっさり、エレベーターは5Fまでしかない、というのよ。


 え、じゃ、6Fはどうやって上がったらいいんですか?




 階段であがれと。



 え~~~!階段?このスーツケースを持って?!



 もうここから信じられなかったんだけど、疲れてるし早く部屋へ行きたいし、しょうがないから、5Fまでエレベーターで行ったら、


 これがもうパニックなのよ。



 だって丸々1階分本当に階段なのよ、しかも半分らせん状の。



 女性たちはここで悲鳴を上げることになります。


 でもあがらなきゃしょうがないじゃない。


 だからしょうがないから荷物を抱えて上がったのよ。それぞれ何故か譲り合うから、私が最初になっちゃったんだけど、私が、手を滑られ手荷物を落としたら、団子状で登ってきてるから、下の人が怪我をすることになるじゃない。

 荷物は思いは、上がるのは大変だは、もし荷物を落としたら、下の人が怪我をすると思ったら緊張からか、笑いが止まらなくなっちゃったのよ。


 ということで、ほぼ6F頂点に到達する2,3段前から、笑いが止まらなくなっちゃって、1人で大笑してたわよ。


 でも信じられないんだけど。どうして6Fまで部屋があって、どうしてエレベーターは5Fまでしかないの?

 客が多いからホテルを建てましたとしてもどうしてエレベーターを作らないの?

 ポーターもいないの?!



 ここら辺がイタリアなのよ。


 テキトーなのよ。



 でもさて6Fについて、さて部屋へと思ったら、これが部屋がないんだな。

 私の部屋は603でしょ。

 でもないの。


 いろいろみんなで考えた末、

 P-3っていうのが、あるのね。


 これが603じゃないの?ということになったの。

 他の人もみんなP-○になってるから。


 でもなんでカギの番号と部屋のプレートが違うわけよ。


 そしてカギを…ちゃんと電子式のカードをかざすやつね…あれをかざしてもあかない。

 
 しょうがないからまたフロントにとって返す。磁気の反応が悪くなっていたらしい。



 やっとあけて、部屋に入ったら、これがまた悲鳴よ。



 狭―――い。


 3畳?4畳くらいの部屋にシングルのベットがあって、電気はベット際についた卓上ランプだけなのよ。


 暗ーーーい。

 ほぼ闇の中で、ベッドでいっぱいの部屋に占領された部屋でスーツケースを開けようとすると、どこかのドアが絶対にあかない。

 出入り口のドアか、トイレやバスに通じるドアか。



 それまで泊まってたホテルの部屋がわりと広かったので、これはもうびっくりよ。


 寝るだけの部屋。


 そして、なにより、不思議なのは、バスマットがない。

 床がなんていうんだ…大理石もどきの石の床なのね。絨毯とか敷いてないのね。だからシャワーしかないんだけど、濡れた足で歩いたら絶対に滑るわ、という感じ。

 そして同じ6Fでもバスマットがなかったのは私の部屋だけらしいので、単に置き忘れ?


 そして、さあと携帯電話を取りだしたらアンテナが立っているのに、通じない。インターネットも通じない。

 何故?

 場所が悪いのかと、6Fだからベランダというか外にある非常階段に出てみたけど通じない。


 じゃって1Fに降りて外へ出たけど通じない。



 ローマに近い所だよ。どうして携帯電話が通じないの?



 不思議に思いながらも、ロビーにはPCを持った外国人がいた。

 やはり部屋が狭くて暗いからここへ避難してきたわけか。


 あそこは寝るだけの部屋だもんな。


 とにかくしょうがないから、この日は寝ることにした。


 まだ、翌日は事件は起きないのだ。





 これが問題の狭い、のちに事件が起きる部屋。他の人は写真なんて撮りたくもない粗末な部屋だと言っていたが、とりあえず撮っておいた。
 これも記念じゃない?この移ってない左側に、バストイレがあるだけで、ほぼこれが部屋の全貌だと思っていただければ間違いないです。


 ね、狭いでしょ。

海外に行く時かける保険金って誰がもらうの?

2011-10-11 02:00:00 | おでかけ
 ちょっと、トラブルがありまして…。

 ないように、かけて行くのが海外へ行く際かけて行くのが保険金かと思っていました。
 飛行機に乗ったりするんだからいろいろあっておかしくないんだけど、本当にあるとは思わなかった。


 日本に帰ったら保険会社に連絡しなきゃ。


 私の場合は、私が受けたトラブルなので、何かの対象になれば、私がもらうことになると思うのね。




 でも、これがもし私が、死亡してしまった場合は?

 これが突然話題に出ました。


 だってあれって死亡の際、誰が受取人になるって書く欄ないじゃん。


 だから、もし旅先で死亡した場合、誰が受け取るんだろう?って言い出したら、判らなくなっちゃた。



 「1番最初に連絡を受けた人?」

 みんな、知らせを受けてバタバタしてるじゃない。もしかしたら、悲しんでるかもしれないじゃない。

 そこへ連絡が来るでしょ。

 そしたらたまたまそれを受けた人が(やったー)と思って受け取るんじゃない?


 みたいな話になりまして…。




 だって黙ってれば、電話が来たって誰も知らないし、気付くにしてもすぐじゃないでしょ。落ち着いてからじゃない。


 だから
 「自分が好きな国に行って、それで亡くなったんだから、幸せだったと諦めようよ」
 とか言っちゃって思わず、懐に入れることになるんじゃありません?



 なんて話になったわけよ。


 本当の所はどうなんだろう?


 緊急の連絡先は書くわけだから、親が受け取ることになるのかしら?




 っていうか、とにかく保険会社に連絡とらなきゃ。



 でもちゃんと保険に入った方がいいですよ。


 本当にトラブルは起きます。


 私の身に起きたトラブルについては、ちょっとお待ちください。
 本当にテンパってます。

 本当にこんなことが起きるんだ…。


 驚きしかない。