「愛される」記憶

2007-12-24 00:00:22 | 日記風
 ブックオフに本を買いに行く。

 書棚の間を歩きながらふと思った。

 ここにある本達ってみんな「愛された」記憶を持っているんだなって。
 
 新本を扱っている本屋に並んでいるのは、これから世間デビューしていく本達。みんな始めて飛び立つ社会にハラハラドキドキしている
 例え平台に積まれいても、競争の激しい世界で1ヵ月後どんな運命を辿っていくのか判らない。
 
 でも古本屋にある本達って、みんな1度はお客の付いた本なのね。例え同じ本が2冊並んでいても、どちらも誰かに買われ読まれた本。色々理由はあって手は離れてきたんだろうけど、みんな必ずお客のついた、愛された記憶を持っている。

 それって凄いな~って思う。

 誰かの心を1度なりとも通過してきた本達。一生懸命その物語を誰かに教えた本達。誰かの心を和ませたり、浮き立たせたりした本達。その自信が本一杯に広がってるんだろうな。
 
 この子達、きっとそれを誇りに思って胸張ってるんだろうな。
 
 そしてまた誰かに愛されていく、そんな確信持ってるんだろうな。

 かつてのあの日のように。

 写真は買った1冊の中に挟まっていた広告です。85年。それがこのまま綺麗に残っていると言うのはね・・・。
 私も本に付随する、帯びもこの手の広告も栞も大事にとっておきますよ。

 ちなみに遠い昔に聞いた話だと、サイン本は更に高く売れるらしいです(笑)その時、「○○さんへ」は入ってない方がいいみたいだけど(爆)
 
 なんていうか・・・青春だね

 大好きよ

忍び泣く雨のように

2007-12-23 00:30:55 | 日記風
 昼間ちょっと買い物に出たら雨が降ってきた
 ほんのちょっと近所に買い物に出ただけなのに。
 しかも後10分も待ってくれれば、 家に帰りついたっていうのに。
 抜け目のない私は近所に買い物行くのでも傘を持って出る。
 いつも持ってるバックに折り畳みが入っているからしょうがない。
 晴雨兼用の日傘だった。

 そして、今日の雨で晴雨兼用の日傘は折れた

 雨のせいではなーい。

 雨はポツリポツリ、濡れても構わない程度しか降っていなかった。風も吹いてはいなかった。
 でも日傘が折れた
 何故折れた?

 思うんだけど、私傘の折り畳み方が悪いのかしら? 畳んだり、そこに置いてるだけで、開いたら折れるということも多々ある。

 傘の骨を折る才能でもあるのかしら?

 そうでない限り、納得がいかない。開いてさして、ちょっと最後のコンビニ立ち寄るんで閉じて。またさしたら折れていた。

 絶対に特殊能力だ。

 ・・・そんなもんあっても嬉しくないけど。

 写真は、全く関係ないけど、ダンスしてた時に使った付け睫毛。
 ああ、土曜日だ。土曜日って言えばダンスの日だって思ったら不意に思い出した。部屋に帰って鏡台の中から取り出したらあっただけ。

 こうして見るとやっぱ凄いわ。付け睫毛って

 ってか、これで手持ちの 日傘はゼロとなった。
 来年は、熱くなったら、日傘を買う所から始めないといけないではないか。

 一体日傘すら、何本折るんだろう、私。

空気の「気」

2007-12-22 20:50:50 | 日記風
 道を聞かれることが多い。

 「西口は何処ですか?」
 新宿の駅構内で聞かれることもある。
 「ごめんなさい、私も迷ってるの」
 そう、今でこそないけど。前は新宿の駅の中で出口が判らず迷っていた。

 基本的には迷いません。
 
 でも、道を聞かれることは目茶苦茶多い。

 聞きやすいタイプだろうか?

 今日も、「あの」と、おずおず声を掛けられたので、なんだろうと思ったら道案内だった。

 残念なことに、駅の出口が逆です。ここからだと1回駅に戻って、それで・・・。
 説明した。
 
 説明することが多いせいか、しみじみ思う。
 どうやったらよく判ってくれる説明ができるのか?

 嫌じゃない。折角教えても、やっぱり判らなかったって、状況。

 初めて行く場所で、結構距離があって、何を右、何を左と言われても、判らないよ。迷ってるって焦りもあるだろうし。

 どんなビルがあるよ、どんな店があるよ(それが誰も知ってるチェーン店なら店名出して)そう説明した方がいいのか。
 通り、明治通りを真っ直ぐ行って・・・とか説明してあげた方がいいのか。

 時間とか、ここから何百メートルなのかとか。そういう言い方の方がいいのかな。
 
 よく判らない。

 聞く方が得意な方が判り易いんだと思う。

 例えば、「気」って漢字を説明する時。
 私は、「空気」の「気」って言うのが、凄く判り易いと思う。
 中には「元気」の「気」って言う方が判り易い人もいる。
 中には「大気」の「気」って言う人もいる。

 ようは、職業とか普段使い慣れてる言葉に直した方が1番理解し易いってことだけど、それが判らないし。

 正直、別に私も道案内の専門家じゃないから、ふと聞かれただけで、その場所をたまたま知っていただけで、その場所をなんパターンもの教え方で教えるなんてできないんだけど。

 大丈夫だったかな・・・。ふと不安に駆られるほど、本当に良く道を聞かれる。
 
 ただ歩いているだけで。

 

雛の寝床 Ⅱ

2007-12-22 00:11:22 | 日記風
 ふと朝起きた時、「良かったぁ」と思う。

 既に冬休みの私は、 本を読んで過ごしていることが多い。
 読んでいると、タイプと言うものがある。

 サラッとハイテンションの話は良いのです。
 なんか問題定義をしてるような重い話の時、胸になんかがズシリと残ってしまう。
 すると翌日起きてからも、なーんか小骨が喉に突っかかったようなそんな気分になってしまう。
 
 あったのです。そういうの。今を切り取ったような内容だったからなのかな。
 切ない世の中。何でこんなに切ないんだろう

 今朝はハイテンションの話を読んだ翌日だったので、「良かったぁ」と思う爽快感でした
 引きずりなし。

 どんな話がいいかは好みだし、なんとも言えないけど。
 できれば、明るくしてくれる本がいいなって思う。
 
 どちらかと言えば暗い重いチョイスをする私がそう思う。

 私が、今、戯曲を書く意味で学んでいる場所。
 そこ、ここで、それぞれの特徴はあると思います。
 当然、うちもあります。

 人を明るくする話を書くことを教えている。

 でも、外へ出ると、違うやり方、表現方法がある。

 やり方はそれぞれだし、何が正しく何が間違い、と言うことはない。
 でも戸惑うことも確か。うちが絶対的に正しいことじゃないし。求めている人がいれば、違うやり方(表現方法)の方が正しい。それは判る。
 
 でも戸惑う。
 正直、戸惑う。
 
 これもありだけど、それもありよね。
 そう簡単に割り切れることでもなかったりする。

 自分の属してる所が、それだけ好きで自信を持っている。だからそれを判って欲しいと思っている。

 でも一生それだけで行く訳じゃないし、私には私に相応しい方法が、他にあるかもしれない。それをチョイスしていく時はくるのかもしれない。

 それを思うから余計、淋しい。
 もうまるで、幼稚園児が、初めて幼稚園って社会へ出て戸惑っているくらいのものよ。
 
 大好きよ 続けられる限りは親の羽の中で甘える雛鳥のままでいたい。
     

私のなくし物

2007-12-21 19:27:33 | 日記風
 メガトマト
 やっぱり写真の撮り方を微妙に間違えているのであった

 センスかな。そんな枚数撮らず、1、2回で決めようとする所に問題があるのかな。
 ちゃんとしたカメラで撮ってないしね。

 月末が近いと言うこともあり、銀行 に行く。振込みとか云々。年末も近いわけだから早めに処理した方がいいでしょう。

 そしたら、バックが1つボトンと道に落ちていた。若い人が腰にひょいと巻くようなの。沢山荷物を持っていて取り落としたのだろうか?通りすがる人、みんな不審な視線で見送っていた。

 逆に怖くて手が出せないって所だろう。

 前に、乳母車を押したお母さんが歩きながら、赤ちゃんに掛けていたらしいひざ掛けみたいなのを、ずるずる落としながら歩き去ったことがある。
 落として気づかんか?と思うけど、気づかんのだろう。誰が落としたか判っている時は「落ちましたよって」拾ってあげるのだけど、手に取ると改めて、これ落として気づかないか?と言う大きさだったりする。
 
  それ程育児が大変ってことかもね 

 そういう私もボソッと落す 診察券とか頂いた名刺とか。定期出す時に一緒に取り出し、落すらしい。若いお姉さんが「落ちましたよ」と追いかけてきてくれる。
 ご親切にありがとうございます

 年末、きっと不測の事態が起きるだろうと色々早めにするようにしているの。
 起きた
 レンジにお皿を入れて暖めていたら、バキッ て音がしたのでなんだろうと思ったら、お皿にひびが入っていた。
 サラがワレタ、かよ。ひびだけどね。

 ショックだ。

今も、昔の名前で出ています

2007-12-21 00:00:56 | 戯曲塾
 先日劇団からあるお知らせが来ました。
 名称についてです。

 私の所属する場所は正確に言えば「★☆北区つかこうへい劇団 井上ひさし戯曲作法塾」って名前なんです。

 でもそういうと、なんだか判らないでしょ。

 って言うより、私自身が「そういう名称であったか」と言うことを、実はちょくちょく忘れています。
 長いので。

 ここでも戯曲塾と書いてますが。正解は「であったことを・・・ 忘れていた

 それが来年度から「劇作家・演出家コース」となります。

 今までも「戯曲塾です」って自己紹介すると「それってなんですか?」と聞かれることが多く、「劇作家・演出家コースです」と言い添えていましたので変らないっちゃ変らない。

 その方が判り易いですし。

 そーか。そうするとブログの頭の、自己紹介文と言うにはあまりに簡単なんだけど、あれも変えないといけないのかぁ。
 
 近々変えます。

 まだその戯曲塾へ入って1年も経たない頃の話です。
 とても緊張することが多く、胃が痛くなるようなことが多々あったんですが、それを某先生にお話した所。
 それでいいんだと大らかに笑っていらっしゃいました。
 役者コースを含めて、居心地が良くなった奴は、目が死んでいるっ と仰っていました。

 ・・・そんなこと言ったって。却って、緊張するけど。って言うか、してなきゃいけないのか?ど、どうしたらいいんだっ?!

 でも熱くそう言ってくださることにはとても感謝しています。尊敬していますし、アドバイスは真摯に受け止めています。
 
 このひねくれ者が、これでも一生懸命受け止めてます。

 元々素直に「頑張りますっ」なんて言葉、言えない人だったんですけどね。

 いや、もう真っ直ぐに実直にやってます
 私としては最大限、素直です。(・・・どこが?・・・という声が・・・チラチラ?)
 
 そう言ってくださる方あっての今です。

 明るく、元気に、素直に一生懸命やっていきます
 
 恩に報いていきたいのです。そういう形でしか返せないと思いますし。

シャッターチャンス

2007-12-20 18:51:43 | 日記風
 ふと気づいたんだけど、シャッターチャンスを間違えてないか?
 
  クリスマスの飾り物って、キラキラ 光るのね。それでつい撮ってみたくなる。
 恥ずかしいので、通りすがりにパシャッとやって、なんにもなったように去ろうと思うのに。

 光る奴って、つまり、点滅をしてるわけだから。ついて、消えてを繰り返してる。

 で、どうも消えると、つくの待とうと思っちゃう。

 待ってる時間が
 
 視線タイムになる。
 「あの人、何してるのかしら?」と通りすがりの方の視線がなんか気になる時間。
 そんな長いこと待ってるわけじゃないけど、長ーく感じてしまう。
 それでつい、ついた、シャッターっ!!

 となる訳だけど。

 よく考えてみたら、ついたっ。シャッターっ・・・じゃあ。シャッターが落ちる時、また点滅が消える瞬間になってるようで・・・。

 散々撮り倒してきて、やっと気づいたんだ。

 シャッターチャンス、逆じゃない?

 きっと撮り方になれる頃には、クリスマスは終わってます。

高い方の白い粉

2007-12-20 15:04:49 | 日記風
 久しぶりに霊柩車を見た。
 霊柩車を見たら、親指を隠せとか、言いません?親の死に目に会えなくならないように、とか。
 私は子供頃、霊柩車を見たら年の数だけ小指を噛みながら願い事をするといいっておまじないを聞いてしていました。

 今それをしようとすると凄い分量噛まなきゃならなくなるな・・・。

 節分で年の数だけ、豆を食べるとよいとも言いますが、10代、20代ならまだしも、60、80となると・・・どうなんでしょうね。

 最近なんでも物価は上がってます。
 この前、ニュースの画面を観ていたら、白い粉で山を作っている映像がありました。
 こういう時って、大概、いけないクスリの検挙のニュースだったりする。
 
 でも今って、小麦の値上がりのニュースだったりする。
 
 高い方の白い粉ってことだよな。

 白い粉は恐ろしい・・・。

 私の大好きな、白い砂糖の特売も減った気がする。あっても以前なら1キロ¥98とか¥100だったのが、今じゃ安くても¥130代だったりするもんな。

 白い粉の特売あんまり嬉しくないかも・・・。

 生活に根ざすことって、大変だよな・・・。

雛の寝床

2007-12-20 00:00:02 | 日記風
 小説やら物語と言うものは、その時代、時代の空気を吸って流行り物が変っていく。
 
 当然今の時代を十分に吸ったものがウケたりする。

 そう思って、今、なにが流行っているのかなと考えると、ちょっと淋しいと思う所もある。

 今ってなんなのかしらって思ったらふと、「雛の寝床」と言う言葉が浮びました。
 
 親の庇護ってことかな。保護してくれる親を強く欲している。
 けれど、そんな絶対的なヒーローの親なんかいない。みんなどうしていいのか迷いながら生きている。
 
 そんな意味合いの言葉。

 昼間、つか先生の戯曲を読んだ。あーそうなんだって改めて思うことがあった。それはそれで面白い発見だったし。じゃ、なにが私に足らないのかと考える所でもある。
 
 意外と大人の感性だったりして・・・
 
 しばらく色んな本を読んでみたいなって思う

 今の時代を思い切り吸ったもの。時代を越えて生き残ってきたもの。

 そう言う時も、また必要

今日は誰かに会いに行こう

2007-12-19 00:29:49 | 日記風
 久々に出かけたついでに写真を撮ってみた
 どれもあんましよくない
 この写真がまぁ・・・まともに見えなくもない?

 午後7時ころから4時間くらいかけて本1冊読んだ ハードカバーをこれだけの時間で読み上げると言うのは、私もずい分読むのが早くなったなぁ。

 新人の作家さんの書いた本って凄い勉強になる。

 もう何十冊書いていらっしゃる作家さんだと、上手くて当然。
 話の展開のさせ方とか、ネタの振り方とかふと見抜けない所もある。
 何故、こんなことが書けるんだぁぁーって思うこと一杯
 
 でも新人さんの場合、ああ、こう書けばいいんだ。こう悩んだんだって比較的判りやすく教えてくれる。
 凄い頑張ったんだろうなぁ・・・って。
 
 もう、4時間ぶっ続けで読ませただけ、凄いけど

 私もそれだけのものが書きたいです

 今日は誰かに会いに行こうと外に出て、目的は果たせなかったんだけど。
 この本の作家さんと出会ったんだな。