唐突だが奈々子
お父さんは お前に多くを期待しないだろう。
ひとがほかからの期待に応えようとしてどんなに
自分を駄目にしてしまうか
お父さんは はっきり知ってしまったから。
お父さんがお前にあげたいものは
健康と自分を愛する心だ。
「吉野弘氏・詩人・奈々子により一部抜粋」
大阪水曜ほっと集談会一世です。
10代の頃出会った吉野弘氏の作品が大好きだった。
好きが高じて長女の名前も氏の作品からこっそりいただいた。
めったに私の事を褒めたことがない娘に唯一褒められたのがこの名前の謂れである。
今日はその長女の誕生日である。
先日生まれたと思っていた娘が今では、2歳と0歳の二人のお母さんになった。
仕事と子育てをこなす彼女にはすでに貫禄すら感じる。
振り返ると娘とはなぜか相性が悪くぶつかる事が多かった。
私のかくあるべしが原因であったと思う。
思春期は、ほとんど断絶状態であった。
長女は15歳で全寮制の学校に進学し私は10年以上もの間、単身赴任生活で辛酸をなめた。
心の距離が縮まることがないまま娘は結婚し出産した。
ここで永遠にまじわることはないと思えた糸が偶然つながった。
すべては、孫と森田療法のお陰である。
今親子関係で苦しまれている私よりも若い会員の皆様にお伝えしたい。
すべては、変化する時が来ることを。
その時がいつなのか?
わからないので不安やパニックになるときもあるでしょう!
かつての私がそうであったように。
しかしいつかその時が必ず訪づれることを信じましょう。
苦しい時は、自分で抱え込まずに、集談会の仲間に相談しましょう。
長女が大晦日に孫を連れて帰ってくるというラインが届いた。
孫にはおもちゃを、娘には私たちよりもはるかによい子育てをしていることを、さりげなく言葉で伝えたい。
2020・12・29 一世