大阪水曜ほっと集談会一世です。
ジングルベルに、お歳暮、年賀状に、御節料理と師走の風物詩が街を駆け巡ります。
今年も本当に色々ありましたね。
さて、皆様にとって今年はどんな1年でしたか?
良いも悪いもすべては、是日々好日と思えれば良いのですが、、、、
今年1年を私一世が漢字1文字であらわすとすれば、ずばり『融』です。
融には、様々な意味があります。
とけて、まざり合い一つになる。
わだかまりがなくなって仲よくなる。
互いに打ち解ける。
新型コロナ感染症の影響で、オンラインによる地域、時間を超えた交流が生まれました。
今月も、大阪水曜ほっと集談会、兵庫平日読書会、那覇集談会に参加させていただき、そして明日は名古屋水曜集談会に参加予定です。
さて融の付く言葉を探してみました。
融合、融和などたくさんありました。
その中でも一番好きな言葉は、融通無碍です。
「考え方や行動が何にもとらわれずに、自由気ままであること」という意味です。
由来は仏教用語で、仏教での「融通無碍」は、「この世にあるものはすべてつながっており、互いに影響を与えている」という意味になっています
私の個人的な見解ですが、この融通無碍という言葉の中に森田療法を理解するうえで大切なヒントが隠されていると思うのですが、いかがでしょうか。
森田先生の言葉より
「何々でなければなくてはならぬ」という「べし」すなわち当為を持ち出すのが、当世の教育の弊害であって、教育が高いほど、ますますこの「べし」で鍛えあげて、融通の利かぬものになってしまうのである。
2020・12・22 一世