
大阪水曜ほっと集談会一世です。
先日自宅近くに咲いていた菜の花を撮影しました。
今年は自然界に咲く菜の花にもどこか親しみがわきます。
とらわれ、はからいといった心のフィルターが剥がれるとこれほど自然の美しさに眼を奪われるのかと感嘆しています。
年齢とともに老眼がすすみ、不自由極まりない生活ですが、心の眼はますますさえております。
森田の学びを継続するな中ではっきりと人や物事の実相をありのままに感じ取る感性が養われたといえるかもしれません。
さて先日、期間限定配信の比嘉千賀先生による女性の生きづらさについての動画を YouTube で排聴しました。
生きづらいまま還暦を迎えてしまった私ですが、本来生きるということはたやすいことではなかったというのが実感です。
これは自然界における弱肉強食、自然淘汰を観ても一目瞭然です。
女性のという冠がついていますが これは男性、女性関係なくとても示唆に富んだ 内容だと思いました。
その中に 森田は自然治癒力を引き出しそれを高めるという言葉が私にはとてもしっくりと心に落ちました。
確かに森田を学んで日常生活を送っている中で風邪をひかなくなったということがあります。
これはやはり自律神経が安定し免疫細胞が活性化することによって心のみならず、体も健康になったということでしょうか?
森田は本当に奥深くて生涯学んでも卒業がありません。
まるでとらわれを克服し過去のことのように書いているようですが、残念ながら娑婆世界の怨憎会苦に振り回されながら、誰にも褒められることなく、生活のため非正規社員として日々悪戦苦闘している私です。
不安定の中のつかのまの心の安定と言えるのかもしれません。
2023.3.26 一世
