大阪水曜ほっと集談会一世です。
いつもいきなりですが、私はおたまじゃくしとカエルは全く別人格だと考えるようにしています。
大人の小賢しい価値観で神経質気質の子供の未来を阻むことがないようにいつも考えたいと思います。
森田博士や生活の発見の主幹であられた水谷啓二先生の著書には教育に関する記述が多くみられます。
最近再び愛読している水谷啓二先生の「あるがままに生きる」からは様々なインスピレーションを頂いています。
その中に教育、特に幼児教育に関する記述がありましたので本日はご紹介します。
これはマリア・モンテッソーリ博士の「幼児の秘密」という晩年の著書からの抜粋です
※大人が子供を見るときは大人は自分の生活に適用するのと同じ理屈で見ます。
そうして子どもの中に自分と違った役に立たないものを見つけてそれを遠ざけるかまたは子供を自分の生活圏内に直接引き入れる努力をしそれを教育と名付けます。
自分と子供とは著しく違っているから子供にはその違った種類の存在形式に当てはまる生活状況を作ってやり、違った環境を与える事をどうしてもしなければならないなどとは考えてもいません※
モンテッソーリ教育は、「子どもには自分で自分を教育する、育てる力がある」という「自己教育力」の考えを根底に考えられた教育法だそうです。
医師であり教育家であるマリア・モンテッソーリ博士が考案したため「モンテッソーリ教育」と呼ばれているそうです。
学生時代読書恐怖の影響もありましたが学校に馴染めずとても窮屈な学校生活を送った私です。
二度と同じ体験をしたくありません。
なぜならばあまりにも形にはまった建前と抑圧に満ちた生活だったからです。
このような生活の中からは何の個性も神経質者の良さも発揮することができません。
今生活の発見会でも子供の教育にシフトして活動されている仲間の会員があります。
とても素晴らしい事だと感じています。
真面目な神経質の子供が学校の影響を受けすぎて自らの個性を否定して大切にしないことが非常に残念でなりません。
少なくとも私の孫の世代にはそのような思いをさせたくありません。
2023.3.7 一世
※箸:マリアモンテッソーリ博士 訳:中村 勇氏
※日本モンテッソーリ教育綜合研究所・刊 A5判