「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

12月17日(火)20時~・12月18日14時~(ZOOM)にてリモート集談会&忘年会を開催します

この時期、仮面鬱に気をつけよう!

2023年09月05日 11時55分02秒 | コラム 

大坂水曜ほっと集談会一世です。

この時期特に気をつけたいことがある。

それはアレルギー症状と※仮面鬱や隠れ鬱という症状である。

一見体の不調と勘違いしがちであるが背後に鬱が隠れている場合がある。

素人判断であるがいわゆる※不定愁訴(ふていしゅうそ)と呼ばれる状態もその一つではないかと思う。

※頭重・いらいら・疲労感・不眠など漠然とした不快感を伴う自覚症状を訴えるが、それとからだの異常との関連がはっきりしないもの。

私なども季節の変わり目には必ずこの症状にかなり苦しんで来た。

毎年気をつけようと思いながら同じようなパターンで痛い目に遭う。

それでも長年の森田の学びと集談会への参加により自分自身をできるだけ客観的に見る習慣が養われたと思う

放置していれば治る場合もあるが、深刻な抑鬱状態になることもあるのがこの病気の怖いところである。

こんな時ほど集談会を利用してもらいたい。

人と話したり、話を聴くだけでも自分の問題を客観的に見ることができる。

冗談半分で皮膚から森田が染みこむと言うことがあるが、あながち嘘でもない。

同じ症状の方から、対処法を学ぶこともできる。

すぐに解決できなくても自分と同じように悩んでる人がいるという事実を知るだけでも救われる。

とらわれのさなかにあるときは、それが身体症状によるものなのか精神的なものによるものなのかずいぶんはっきりとしないことが多い。

森田博士は、そのような状態に対してこう述べられている。

神経質症状の診断には内科的知識ばかりでは不十分であって一方には精神病理の知識がなくてはなりません。

神経質症状はある一定の心理作用によっていろいろな込み入った症状を組み立ててくるものでありますから、神経質特有の心理作用と発展過程をたどっているかどうかを突き止めることによって、はっきりと診断することができ、積極的な治療の方針も立てられるのであります。

つまり一方では内科的診察によって器質的な病気でないことをたしかめ、一方では心理的にその症状の成り立ちを明らかにすることによって神経質症という病名を確定することができるのであります。



2023.9.5 一世

神経質症状のセルフチックは、下記をクリック!


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暑さになりきれなかった夏!

2023年09月05日 07時34分24秒 | コラム 


大坂水曜ほっと集談会一世です。

失礼ながら、しばらくブログを休筆させていただきました。

9月になり、ようやく朝夕過ごしやすくなってきました。

この夏は本当に心身ともに堪えました。

森田博士のいわれた、暑いときは暑さになりきるを呪文のように唱えながら、日々生活するのに必死でした。

会社から帰宅すると横になる日が多く、食欲もなく何もする気がおこりませんでした。

知らぬ間に3キロほど痩せていました。

腰痛やパソコンが古く思うように入力できず、椅子に座るのが怖いというか苦痛でした。

思い切ってパソコンを新しく買い替えたのは良いがそれが新たなストレスを生んでいます。

それでも皆様のおかげで集談会と全国版リモート初心者懇談会だけは開催しました。

おそらく体が余分なエネルギーを放出することを防ぐため、無感動・無気力・無欲になるのかもしれません。

「60代からは省エネ志向で生きる」ことを仲間の会員さんから教えていただきました。

心のどこかでこの暑さを否定して、40代から50代の体力と比べて、年齢に抗っていた自分があったように思います。

それが必要以上に心身にダメージを与えていたようです。


今日の森田博士の言葉

自分というものを正しくありのままに認めるのが自覚でありますが、ここで少し注意しておきたいことは自覚を得るには自分の本性を正しく深く細密に観察し認識しさえすればよいのでありまして、それ以上のやりくりは一切無用だということであります。

怠けてはいけない、読書に興味を持たなければならない、人前に出てもオドオドしてはならないというように人為的な小智や悪智でやりくりしようとするのがもっともいけません。



2023.9.5 一世

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