大坂水曜ほっと集談会一世です。
人はどういう時に、生きている実感や喜びを感じるのでしょうか?
私はそれを自分の存在や行いが誰かの役に立ってると感じる瞬間ではないかと思うのです。
僭越ですが全国版リモート 初心者懇談会に参加してみて、その思いを強くしています。
私たちの活動や体験が、誰かの役に立つとするならば、それは大きな喜びです。
反面、ある会員のかたの助言からこのようにも感じるのです。
まずは自分ファースト!
自分を犠牲にまでしてやるのは違う、そうでなければ胡散臭い。
昨年あるボランティア活動に参加してみてあらためて感じたのは、自分も生活困窮者の対象であり、明日は自分なのです。
まず自分の生活があってこその支援活動ではないかと!
本当のボランティアとは、誰に気づかれることもなく、評価も求めず出来ることを、自分のペースで自己責任でやることかもしれません。
それを何十年も続けている人がいます。
ボランティア活動家、尾畠春夫さんです。
スーパーボランティアと言う名前は世間がつけただけでご本人はそうは思っていません。
65歳以降の人生を社会に還元すると有言実行されています。
2018年8月15日山口県で行方不明になった2歳の男児が尾畠春夫さんによって救出されました。
日本中が歓喜に沸いた出来事でした。
尾畠春夫さんは父と同年齢です。
スーパーボランティアと言われ称賛されることを嫌がり、83歳になった今もマイペースでその活動を続けておられることを知り大いに勇気をいただきました。
ボランティアは自己責任と自己完結というふうに表現されています。
どこか私たちの自助グループ活動に通じるものを感じるのです。
念のため集談会活動は、私にとってボランティアではありません。
あくまで自分の学びのために勝手にやっていることです。
しかしながらある種の共通点があります。
それは〇〇のためにすることがないのです。
森田博士は、『純なる心から出発するときには少しも「ために」するところがありません。
「ために」するところがないから人から誤解されることを恐れず報酬がなくても満足なのであります。』と言われています。
定年後の人生、見返りや報酬とは無縁の生活に憧れながら生活費と65歳までの住宅ローンに追い立てられて、腰痛に苦しみながら日々生きるために必死のパッチで働いている一世です。
2023.9.7 一世