大阪水曜ほっと集談会一世です。
ようやく秋がやってきた気がしています。
夏の心身のダメージは予想以上に大きくなかなか回復しません。
今日もある会合に参加するかどうか迷っています。
作業中に転倒したり、熱中症になりかけたり還暦前と還暦後の心身の変化を人体実験のように日々観察しながら、そのまま日々なすべき事をなしている私です
さて森田療法を読み解くキーワードとして今回は、不安常住と調和(精神の拮抗作用)を取りあげたいと思います。
不安を排除するのではなく不安を持ちながら日々為すべき、生活の雑事をする、これが最も神経質を活かす考え方ではないかと思います。
また調和についてですが、これは外界との調和だけではなく、内面との調和が大切なキーワードであります。
自助グループ内でともすれば、外界との調和を重んじるあまり行動、行動で過剰適応に拍車をかけ、神経質者を追い込んでいるのではないかと感じることがあります。
森田博士は、調和を別名「精神の拮抗作用」という言葉で表現されています。
そのなかでとらわれることが問題なのではなく、調和していないこと、偏りが問題であることを指摘されています。
症状によって覆い隠されていた『我』が還暦以降の人生でどのように表面に出てくるのかそれを楽しみしている一世です。
今日の森田博士の言葉
この「我」と「とらわれの心」が十分に対立し相拮抗するときに観察と批判とが進行し発展して、適切な働きが現われてくるのであります。
この「我」つまり「感じ」が十分に出てこなければ進歩も発展も、また適応性の発揮もないのであります。
2023.9.28 一世