大阪水曜ほっと集談会一世です。
おはようございます。
中学生の職業体験が終わりました。
短い時間でしたがとても楽しい時間でした。
今はさみしい思いでいっぱいです。
4日間だけでしたが担任の先生になった私です。
いつも自助グループ内で若い人たちから何かを学ぼうとしている私ですが、今回も多くの気づきがありました。
彼女たちが初めて社会体験をして緊張やドキドキ感が伝わってきました。
最後に職場のでの体験の感想や10年後のなりたい私について一緒に話をしました。
「10年後はおじさんはこの職場にいないと思いますが、皆さんの中の一人でもこの職場で、この業種で働いていてくれたらうれしく思います」と締めくくりました。
一斉に立ち上がって、ありがとうございましたと言ってくれました。
4日間だけでしたが挨拶の大切さはどうやら伝わったようです。
さて私が彼女たちから学んだのは、ドキドキハラハラすることの大切さとこれこそが生きてる実感を感じさせるもっとも人間らしい感情ではないかということです。
自助グループ内でどちらかというとまだまだ神経質を学習・行動によって乗り越えるとか、変えるとかいった風潮を感じます。
61年間生きてきた気質が、いきなり変わるか?
そうではないだろう!
気質に対する見方、考え方が変わるだけである!
あなたは一体神経質以外の何になろうとしているのか?
そこであえて言いたいと思います。
この誠実で粘り強く自己内省が働く、大切な神経質という気質の魅力や活かす方法をもっと、もっと若者に伝えていくのが、長年森田療法を学んできた私たちに与えられた重要な役割ではないのか?
私たち自身が心の奥で神経質を心から礼賛できていないのではないか?
あらためてそう感じた職業体験でした。
2024.6.8 一世