「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

11月19日(火)20時~・11月20日14時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

正直者は本当に馬鹿を見るのか?

2024年06月09日 08時05分42秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

 正直者は馬鹿を見る、このようなことわざがあります。

ずる賢い者はうまく立ち回って得をするが、正直な者は秩序や規則を守るために、かえって損をするという意味だといわれています。

はたして本当にそうなのでしょうか?

人や世間は、一時的に欺けても自分で自分は、欺けません。

馬鹿でもよいので、自分に対しても、人に対しても実直に生きたいと願う私です。

正直であることは短期的にはたしかに損をすることはあると思いますが、長期的に見れば正直であったり誠実であることは信頼を得ることにつながります。

なによりも目先の損得だけで生きる人生を羨ましいとは思えないのです。

ただ私たちが気をつけなければいけないことは他人に対してだけではなく、自分に対しても正直であるということです。

神経質の悩みに苦しんでいるときは自分で自分の心を欺いているのです。

学校で友人が欲しい、仕事で認められたいそのような自分の本心を欺いて休学や休職を繰り返していると森田博士の言われるところの思想の矛盾に陥り、とことん苦しむことになります。

ところがこれが神経質症状ではない場合は話は別です。

逆に過労による抑鬱やパワハラなどによる適応障害の場合は休んだり、その環境から距離を置く、逃げることが必要です。

その見極めはとても大切なことだと思うのです。

※今日の森田博士の言葉

※強いて笑い顔をするということは、嘘をいうのと同じように、なかなか難しいものである。

もちろん平気で嘘をいう種類の人は別であるが、神経質はむしろ愚直に近いほどの人もいるから、この種の人にはなかなか思うようにできない。※

これもとらわれの最中にある場合で、体験と自覚が深まれば時と場合に応じて少し演技も出来ると思う一世です。




2024/06/09  一世


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