大阪水曜ほっと集談会一世です。
ぼく、ドラえもんです。
この声を何度耳にしたことだろう!
先日、ドラえもんの声優として有名な大山のぶ代さんが逝去されました。
大山さんは、子供の頃からこの声が個性的だということでからかわれたり、いじめられたりしたそうです。
そのときに大山さんのお母様が、
「明日から声を出すようなクラブに入りなさい」
とアドバイスされたそうです。
大山のぶ代さんの生き方から、神様か仏様か分かりませんが、天から与えられた気質や五感は転ずれは長所になるということがよくわかります。
もし 大山のぶ代さんが自分の声を異常だと思い 、それを人前で披露することから避けていたら 人生は全く違うものになっていたと思います。
やはりここでも大山のぶ代さんのお母様の、逆に自分の声をもっとアピールしなさいという愛に満ちた、アドバイスが効いています。
さていじめられっ子の、のび太くんはドラえもんがいないと一人で何もできませんでした。
いつもジャイアンというわんぱくな少年にいじめられて泣きつくのです。
彼の生き方は、自力ではなくドラえもんにあやかって自分を鼓舞する他力的な生き方です。
のび太くんのように内気で気が弱い私たちにとって、
森田療法は、ドラえもんだと思うのです。
私たちは森田療法 によって励まされ、自己実現を試みたり困難に立ち向かう勇気を与えられたのです。
さらにおとなと子どもの世界を自由に行き来する融通無碍というどこでもドアーも手に入れることが可能になります。
立ち直った私たちが、今度は今悩み苦しんでいる人たちの為のドラえもんになるのです。
ぼく、ドラえもんです。
2024.10.13 一世