
大阪水曜ほっと集談会一世です。
今でも鮮明に覚えている光景がある。
50年以上前の少年時代のことである。
よほど心に刻まれていたのだろう!
テレビでアニメを見ていると突然得体の知れない恐怖に駆られて、外に飛び出した。
夕焼雲が深いオレンジ色に染まりまるで、自分が世界から切り離されたような一人ぼっちの感覚を覚えた。
あれは一体なんだったのだろう。
離人症という症状がある。
本当の離人症とは、解離性障害の一種と、言われている。
自分が自分じゃない感覚や夢の中にいるような非現実的な感覚にとらわれるものです。
あれから齢を重ねること半世紀、あのオレンジ色の雲の向こうで弟や祖母が、笑ってくれているような気がする。
時々ふといつか、自分が帰って行く世界が有るような気持ちに駆られる、一世です。
2024/10/15 一世