大阪水曜ほっと集談会一世です。
映画「釣りバカ日誌」のハマちゃんこと、西田敏行さんが急逝された。
とても好きな映画だっただけに残念で仕方がない。
この物語をご存知でない方もおられるので簡単に紹介したい。
浜ちゃんは私と同じポンコツ平サラリーマンである。
自分の会社の社長にも会ったことがない。
たまたま出会ったスーさんという初老の人物に食堂で魚の食べ方を丁寧に教えたことから親しくなり魚釣りに行くことになった。
実はスーさんは浜ちゃんの勤めるゼネコン会社の社長であった。
そこから物語は奇想天外に進行していく。
この映画からなにかしら森田療法で学んだ平等観を感じた。
肩書きがあるのが偉いのか?
所詮小賢しい人間が編みだした物ではないか?
普段名刺をうやうやしく受け取るふりをして、ヒネクレ者の私は、心でつぶやいている。
ちなみに私は肩書きがないが、仕事柄、企業や組織の偉い人に会うことが多い。
名刺をひっくかえして見られたことがある。(笑)
ハマちゃんは、会社ではスーさんの部下のひとりであるが、釣りにおいては師匠である。
私も社長が落ち込んだら森田療法を教えてやりたい。
現実にはあり得ないが、痛快な発想ではないか!
※今日の森田の言葉
われわれは自分自身の正しい自覚ができるときには、
そこに正しい事実を認識するのであるから、
これは人間共通の真理であり、
自分の病的あるいは特殊な心理でないということを知り、
すなわち自分の心の内に、人間を共通に見るところの平等観というものが成立する。
自助グループに肩書きを持ち込むオッサン(時々オバサン)は本当の意味で治っていないことを最後に書き添えておく。
2024/10/18 一世