ニュースからのデータを見ていると
もう何とかなるタイミングは逃した
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もう何とかなるタイミングは逃した
体調が下降気味でお疲れさんの方に処方するのが補中益気湯(ほちゅうえっきとう)です。消化機能を改善しながら元気をつけてくれます。飲んでいるうちに体調がよくなり、風邪をひかなくなったといわれる方もおられます。基本的には、虚弱傾向で、体力が衰え、倦怠感や食欲不振を訴えるような方に使いますが、いつも元気だけど最近疲れるなどというときにも使います。私なら、疲労回復にはドリンク剤よりこれを選びますね。
保険適応:消化機能が衰え、四肢倦怠感著しい虚弱体質者の次の諸症
夏やせ、病後の体力増強、結核症、食欲不振、胃下垂、感冒、痔、脱肛、子宮下垂、陰萎、半身不随、多汗症。
感冒は風邪の症状が強いときではなく、ひいた後の不調が長引いたりするときに使います。痔は脱出しやすかったり、力なく脱肛するときなどに使います。多汗は、体が熱くて汗をかくというより、皮膚の力が落ちていて、汗が漏れ出てくるというイメージでしょうか。それを何とかする目的で黄耆が含まれているようです。
《処方語呂合わせ》人参(にんじん)黄耆(おうぎ)蒼朮(そうじゅつ)当帰(とうき)柴胡(さいこ)甘草(かんぞう)大棗(たいそう)陳皮(ちんぴ)升麻(しょうま)生姜(しょうきょう)
◎仁義術 当に最高 甘い棗とミカンは小魔境
補中益気湯は大切な処方で、医王湯(薬の王様)とも言われます。良い王様でしょうから、仁(人参)義(黄耆)にあつく様々な分野で術(蒼朮)も優れており、当(当帰)に最高(柴胡)です。でも甘(甘草)いものには目がなく、棗(大棗)やミカン(陳皮※)を食べだすと止まらず、小魔(升麻)境(生姜)に迷い込んでしまいます。
※なお陳皮は温州ミカンの皮を乾燥させたものです。
家の中と裏手に3か所の水飲み場を置いている
猫たちはそこで水を飲むのだが
時折シンクに上がってきては
おいてあるコップの水や
シンクにわずかに残る水を舐めている
きれいな水が良いだろうと
新鮮な水を水飲み場の容器に入れていても
シンクに登ってきている
味がついているんだろうね
微妙な味が
シンクに食器を置いているときには
洗剤をつけないようにしている
猫が飲むとよろしくないだろうし
食器は洗う時にしっかりと洗剤をつけて洗えばよいからね
猫との共存
意外と私の免疫力を高めているかも
医療の世界ではEBMといって
科学的根拠に基づいて診療を行う
ということが大切にされたりする
これは統計の目で見るという面が
クローズアップされる考え方ともいえるので
変数が多くなったりすると太刀打ちできなくなる考え方ともいえる
だから当然EBMという考え方だけではとらえにくい事象もたくさんある
それでも根拠もなしに何かを行って良いわけはないだろう
安倍さん
根拠のないこと
あるいは理由希薄なことを
思いついたらやってしまう
自分がやりたいことは進めちゃう
というところが多すぎませんか
各住所にマスク2枚って何
しかも布製
こういうのを見るたびに思うのだけど
日本の文系理系という分け方
大いに問題あり
知識には境界はない
得た知識を総合して
私たちは世界を見ている
文系に行くから理科系の知識といわれるものは
勉強しなくても大学に入れたりする
というのはかなり偏ってしまうのではないですか
理系に行くという場合だって文系といわれる知識は必要
安倍さんにしろマスク2枚を思いついたお役人にしろ
偏った知識と感情だけで動いているのではないですか
もちろんどの方面に進もうが
必要な知識と思えば必要な時に学ぶ
という姿勢のある多くの人にとって
最終的には文系も理系もなくなるわけです
大学に
あるいは組織に入った時点で安心して
職場での力学ばかりを気にして
必要な知識は人任せ
という政治家や官僚がトップにのぼっていける確率が
高いのかもしれませんね
官僚の多くはよく勉強して優秀なのに悲しいなぁ
自分の考えの芯の部分を
自分の言葉で語る力を持ったリーダーを見たい
ドイツや台湾のトップが
言葉できちっと国民に語りかけ
なぜ今これが必要かを説明する姿勢を見ていると
日本の現状が悲しくなる
雨は降らないようなので
久しぶりにバイクで通勤した
大型バイクにまたがりゆっくりと走る
街路樹の桜がすぐ近くに感じられる
いわゆる花見はできなくとも
十分花をめでることはできる
日本の安寧と
五穀豊穣の願いを込めることは
宴席でなくともできそうだ
お酒をお供えすることはできませんが
その分わが身に取り込みましょうかね
通勤路 メットも軽く 風光る
朝の一杯といえば
コーヒー? 紅茶? ジュース? 牛乳?
私はカフェオレを飲みますが
実はそれよりも前に飲む最初の一杯があります
漢方薬です
数年前から漢方エキス顆粒をお湯に溶かしたものを
毎朝一杯飲んでいるのです
朝の体調により1~3種類の漢方薬を溶かして服用します
お湯に溶かしたうえでさらに30秒ほどチンするとよく溶けます
時にレモンを漬け込んだはちみつやジャムなどを溶かすこともありますが
基本的にはそのまま飲むのが好きです
そのおかげかここの所
体調を大きく崩すことはめったになくなりました
おそらく体調を整えてあげると
免疫力もアップするのだろうと思います
自然免疫力も高まり
ウイルスも撃退できるといいなぁと思っています
通勤時に桜が見える
普段全く存在を感じさせない場所に
ふわっと薄ピンクが現れる
へぇー こんなところにも桜があったんだ
きれいな桜が見えた
見ると校庭にある桜の木
例年通りに春を迎え
いつものように花を咲かせてくれているのだが
その校庭に人影はない
コロナ騒ぎで私自身も下向きで歩いているのか
足元に散り始めた
花びらばかりを気にしている
日が差せば影ができる
影の濃さは物体によって異なる
物体によってどの程度光を通すかが異なるからね
物体が重なったりすれば
影だけをみて区別することはむつかしくなる
X線は体を通り抜けるわけだが
100%通り抜けるわけではなく
体の中の状況により少しずつ吸収されたのちに
残ったものが通り抜けていく
その通り抜けたものを写真にとるわけだから
X線による影を見ているのと同じ
胸のレントゲン写真ではよくわからない病変もあるわけです
早期の肺がんなども胸部レントゲン検査では見つからないことが多いので
疑いがある場合やしっかり検診したい時などは
胸部のCT検査が必要になります
CTはぐるりと360°方向からレントゲンを照射して
その情報をコンピューターで計算して
画像として作り上げますから
随分と細かい変化まで見ることができます
今回のCOVID19感染による肺炎でも
軽度のものや初期のものは
CTでなければ検出できないような例がみられるようですね
ちょっぴり血圧が高めの私は、少量のカルシウム拮抗剤と釣藤散(ちょうとうさん)を服用している。釣藤散は、高血圧傾向がある頭痛もちで中年以降の人に用いる方剤です。イライラやふらふら感なども改善してくれたりします。頭痛でも朝方の頭痛を訴えるような場合に良いとされています。私の場合もちょくちょく朝に頭が痛くなったり、少しめまいが出たりということがありましたが、気が付いたらそのような症状がほとんどでなくなりました。私は外科の診療枠で漢方も処方している関係上、高血圧患者さんのコントロールなどはしていませんので、患者さんに処方したことはありませんが個人的感想では釣藤散が良かったと思っています。
保険適応病名は:慢性に続く頭痛で中年以降、または高血圧の傾向のあるもの。
《漢方処方語呂合わせ》釣藤鈎(ちょうとうこう)陳皮(ちんぴ)石膏(せっこう)麦門冬(ばくもんどう)防風(ぼうふう)茯苓(ぶくりょう)菊花(きっか)人参(にんじん)生姜(しょうきょう)半夏(はんげ)甘草(かんぞう)
◎ちょっと珍なる石門に、風流な菊人形搬送
ちょっと(釣藤鈎)珍(陳皮)しい形をしている石(石膏)の門(麦門冬)があるのだが、どうも無骨なので季節になれば風(防風)流(茯苓)な菊(菊花)人(人参)形(生姜)をそこへ搬(半夏)送(甘草)して少し華やかに飾ってみました。
私は、風邪かなとか、風邪ひきそうだなと思ったときにはすぐに葛根湯を服用しています。一般的にも葛根湯はかぜの漢方薬として有名ですね。熱があり、寒気がして、首筋から背中が凝ったように突っ張るなどというときによく効きます。ただ漢方薬全般に言えますが、同じような症状だからといって同じ処方が効くわけではありません。体質などによっては、麻黄湯、桂枝湯、麻黄附子細辛湯などが効く場合もあります。またこれらは風邪の引き始めが良く効きます。こじらせた風邪には別の処方を使うことになります。
落語に葛根湯医者というのがあります。どんな患者が来ても葛根湯しか出さないものだから、藪医者の代表という扱いです。なにせ退屈してあくびをした付き添いにまで葛根湯を出すわけですからね。しかし葛根湯というのは応用範囲が広い処方でして、患者さんの状態を見極めて葛根湯を出していたのなら実は名医なのかもしれません。あくびの付き添いも、その動きや表情から未病である何かを見つけられて服用を勧められたのかもしれません。
保険適応は
自然発汗がなく、頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるものの次の諸症:
感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましん
どうでしょう、適応範囲が広いと思いませんか。イメージとすれば上半身、特に肩から上の炎症に使うといったところでしょうか。
《処方語呂合わせ》桂枝、芍薬、大棗、甘草、生姜、麻黄、葛根
これは語呂合わせを考えるより、桂枝湯+麻黄+葛根と覚えましょう。
桂枝湯のイメージに、鎮咳、発汗作用のある麻黄と、後背部のこわばりを緩め発汗作用のある葛根が加わるわけですね。
いかりや長介さんが亡くなったとき
もう全員集合できないなぁと思った
多くの人の願いも虚しく
今度は志村けんさんが旅立った
回復を願いながら「呼吸」をアップしたのだが
実に残念です
8時だよ!が始まったとき
私は小学生
低俗番組だなどという批判もあったが
私の場合両親も一緒にみていた
志村さんが新メンバーに加わった頃も
毎週楽しみに見ていた
時は流れ過ぎると二度とは戻らない
過ぎてしまえば
もしもがないのは歴史の常だが
もしも志村さんがヘビースモーカーでなかったら
人工呼吸器の段階でリカバリーできたかもしれないと思ってしまう
動物たちとじゃれ合うあの姿
もう見れないのですね
普段意識せずに繰り返している呼吸。呼吸は換気とガス交換の二つが肺呼吸で生きている生物にとって必要な要素。
換気は、肺胞まで十分に行わなければならない。酸素を血液中に取り込み不要な二酸化炭素を放出するというガス交換の場所は肺胞だから。気道は、気管からまず左右の主気管支に分かれたのち分岐を23回くらい繰り返しやっと肺胞にたどり着く。肺胞はとても小さな袋だから、それがつぶれずに広がってくれるというのは、身体の妙。意識せずに呼吸できるということは、とてつもなくありがたいことなのだと思う。
肺炎などで気管支や肺胞レベルで炎症が起きると、水分が気道に出てきやすい。これが粘稠だと、換気もガス交換も効率よく行えなくなる。炎症がひどくなれば、肺が水浸しという状態にまでなる。そうなると普通に呼吸運動をしていても、呼吸機能は悪化していく。酸素を取り込めなくなったら死を待つばかりとなるので人工呼吸器の出番となる。
人工呼吸器を装着してしまえば、胸は上下していて見ている人はほっとするかもしれないが、そんなに簡単な話ではない。機械的に空気を送り込んでも、肺が水浸しだと換気が肺胞レベルまで十分にできない、つまり換気ができないのだ。そこで送り込む空気(必要ならば酸素濃度も徐々に上げていく)にかける圧力を上げていき、肺を押し広げようとするわけだが、この圧が高くなるにつれて肺組織自体を破壊してしまうことになってしまうので高圧にすればよいというものでもない。また酸素濃度も高くなればそれ自体が肺組織を傷害してしまうというジレンマもある。治療者は呼吸器の設定を細かく調節し何とかしようとするが、限界があるのだ。
志村けんさんが人工心肺による治療を受けているとの報道があった。真偽は分からないが、もし本当であるなら人工呼吸器による治療では、血液の中に十分な酸素を送り込めなかったということだ。そこで本人の血液を体外に導き、酸素化した血液を体に戻す、という方法で何とか体を維持するための酸素を送り込もうとする治療をしているという意味になる。
呼吸なんて当たり前にできるときには、禁煙を勧められても愛煙家は聞く耳を持たない。しかし、間違いなく喫煙により肺は痛んでいく。肺胞があちこちで壊れていく。その状態で呼吸不全になり、もし人工呼吸器が必要となったときには、傷んでいる肺は送り込むガスの圧に耐えられないため呼吸器設定の限界がすぐにやってくる。ちなみに志村さんも多量喫煙が日常だったらしい。
人生100年時代。体を長持ちさせようと思うなら、大切に使っていく必要がある。
志村さんの、そして呼吸不全と戦っている方々の回復を祈ります。そしてCOVID19感染症が終息することを願います。