世界で起きていることを知りたいと思ったとき
世界の様々なニュースソースから重要な情報を取り出して
日本語として発信してくれていることが多いので
私はずいぶん長いことそれに安住していたように思う
受験英語は得意だったので
研究のために留学した時もあまり困らなかった
学校英語は役に立たないと一面を語る人も多かったが
文法にのっとった文章を発信するためには
とても役に立った
留学から帰国後ずいぶん年月は流れ
英語ができるとはとても言えない状態となってしまった
それでもまあ旅行に行くぐらいはできるからよしとしていた
しかしコロナ感染症という世界規模の問題が起こり
その情報を集めようとしたとき
日本語の情報だけではすでにさまざまなフィルターがかかっており
一部の情報しか見ていないということがよくわかった
やはりせめて英語はある程度の単語力をもって理解できないといけない
と改めて反省している
Twitterでの一つのつぶやきに対して
真っ向勝負の議論がみられるのも
英語による発信の方が多いようで面白い
英語以外に欧州 ラテン系 中国系 中東系の言葉
などが理解できればさらに良いのかもしれないが
なかなか今更そこまでは手が回りそうにない
ただちょっと学んだドイツ語と近場の中国語くらいは覗いてみようかと思う
一方で日本人の思索の基礎は日本語
英語教育のことがやたらと話題になるが
教育の現場で日本語教育の手を緩めるようなことにならないように願う
通勤時間帯の交通量がグッと減っており
のんびりとバイクで通勤できる
信号待ちを数回繰り返すなどということもなく
スムーズに職場へたどり着く
つけばのんびりムードは消し飛び
感染拡大とならぬように緊張が続く
そんな事態は大きな季節の流れとは関係ない
薄紫色が視界に入り過ぎていくと思えば
ずっとここにいるのですよと藤の木が花を咲かせて語りかける
藤園などに行かずとも
路傍にずっと居たことを主張する
確かに季節は動いている
数年前から中国の方が黒いマスクをしている画像などをみて
白いマスクに慣れている目には少し奇異に感じていた
別に何色でも構わないのだが
慣れというのはそういうものだろう
ところが最近ネット上にアップしてくれる画像で
スペイン風邪が流行った頃の日本のポスターを見てみると
なんと黒っぽいマスクをしているではありませんか
どうやら黒いマスクで
内側のガーゼを取り換える
というのがスタンダードの一つだったようです
細菌学やウイルス学はまだまだ黎明期と思える時代に
病邪は口や喉から入ると考えていたからこそ
日本ではマスクをつけるという習慣を身に着けたのでしょうね
よではなぜ諸外国ではそういう習慣とならなかったのでしょうかね
民主国家においては
最終的には多数決で決定していくとしても
少数意見も配慮する
皆が意見を自由に述べることができる
ということが大切な部分だと思っている
ただ発言に暴力などの力を伴ってはいけない
アメリカでの非常事態宣言は州ごとに対応が違う
その宣言の可否について州民が意見を自由に言えるのも当然
しかしミシガン州で銃で武装した市民らが
非常事態宣言の延長に反対する抗議デモを行ったとのニュース
一部のデモ参加者は迷彩服に身を包み自動小銃などを所持していたらしい
戦後日本における民主主義のお手本と思っていたアメリカだが
トランプが大統領に選出されたあたりから疑問符が頭に浮かんでいた
力で意見を通そうとする姿勢がフロンティア先進などと言わないでほしい
やはり歴史の短い新興国なのかと疑いたくなってしまう
ただこの時期
国際協調ではなく
閉鎖的になりやすい環境である
国粋主義的リーダーが喝采される危険性は高い
感染症というあっという間に全世界的問題になってしまう困難に立ち向かうためには
自国ファーストなどと言っている場合ではない
デモをした人たちも十分動機となる切羽詰まったものがあるのだろうが
議論を重ねてほしい
そして他の州までもがニューヨークのような惨状とならないことを願う
PCR検査をどんどんやるべきだ
と多くの人は思っていたはず
感染対策委員会の面々や政府は
理由をつけてやりすぎは良くないと言い続けた
これまでの流れを見て
やはりPCR検査をどんどんやらなければ
全体像が見えずに
対策が立てにくいことがさらに明らかになってきた
PCR検査を実行するための準備を
どれほどしてきたのかは知らないが
病院から依頼したPCR検査結果は
翌日の夕方にならなければ帰ってこない
それも電話連絡だけで
文書として戻ってくるのはさらに遅れる
何をしているのだ
感染者発生件数の変動など
低く抑えられた検査件数をなぞっているだけで
実際の感染拡大の指標になどならないではないか
今後一気に感染爆発の状態となれば
PCR検査をやり渋った人たちに責任がある
きちっと検査をしたうえで
感染者数をより正確に公表したなら
人々の行動変容に大きな後押しとなったはずだ
検査を積極的に行わなかった責任は大きい
ぱっぱとPCRをチェックしたうえでなければ論議にならん
病院の事務の方がフェースシールドを作成してくれた
今日の外来からは
マスク + フェースシールド
のいでたちとなった
別にシールドまでしなくてもよいけどなぁと思っていたが
患者さんのほうはやはり何かを感じるようで
大変になりましたねぇ
と病院の危機感を共有してもらえるようだ
お互いにこれまでより一層注意するという意味でも
フェースシールドは良いかもしれない
患者さんとの間にある敷居が高くなりそうだが
より丁寧な診察で少しでも敷居を下げたいものだ
今できる最善を
タイド ポッド チャレンジ なるものが
2018年代にアメリカの青少年の間ではやり
健康障害などを引き起こす事件があったと初めて知った
アメリカの感染症研究所所長である
アンソニー・ファウチ氏を演じたブラッドピットの動画のおかげである
洗剤にTIDEという名前のものがあるのだが
その洗剤が小さいビニールに包まれた商品があるらしい
なぜかこれを飲むという行為がはやったことがあるとのこと
あまりに危険なこの行為への注意喚起が直ちに行われ
騒ぎは収まっていったらしい
しかし先日のトランプの消毒薬を飲めばよい発言は
今一度この行為を再燃させようとしたものとしか思えない
トランプサポーターに消毒薬製造会社の人間がいるのかと疑ったが
そういう会社からも直ちにそんな”馬鹿な”ことはしないようにとの
注意喚起がなされたようだから
困った人は言った本人ということ
それにしてもこれほど非常識とは
心底驚きました
そしてブラッドピットの
ピリリと効いたジョークに
感心しました
静岡で補欠選が行われたらしい
ずいぶん投票率が低かったようだから
組織票の力が選挙の結果になったのだろう
Stay Home
と言われている中
より多くの有権者が投票できるような工夫はしたのだろうか
こんな状況を見ていると
そろそろWeb投票の仕組みを作る必要があると感じる
投票所で電子モニターを使った電子投票は
地方選で何度か実施されているようだが
全てをインターネット上で完結できる
Web投票はいまだ実施されていないようだ
政見放送
アンケート集計
投票
収開票
などのすべてのステップをインターネット上でできるようにしてほしい
もちろんこれまでの紙投票としばらくは並列でよい
これをすれば
うるさい街宣を聞かなくて済むしウグイス嬢に上乗せ賃金を払わなくて済む
どのようなことを目標に掲げて立候補しているかわかる
当選後は掲げていた政策を実行しているかチェックできる
多くの国民の意向を集約できる
選挙区の線引きも大きく変えられる
立候補者もやたらと握手しなくて済む
感染騒ぎが起こっても粛々と選挙は行える
などなど良いことたくさん
特にこれからの日本の在り方が直接自分に降りかかる
若者たちが投票行動を起こしやすくなる
直接民主制に近づき
総理大臣も国民選挙で選べるかもしれない
さあIT担当大臣
出番ですよ
営業自粛要請に応じないパチンコ店の名前公表に関して
賛否両意見がみられる
大阪府の行政側が行ってきた努力は分かるし
感染爆発を抑えるためには必要ということも理解できるので
致し方なしという思いの一方で
どうしても違和感を感じてしまう
どうしてパチンコ店だけなのか
他の個人事業主で同様の対応しているところはないのか
観光地や海や山に出かける人々は同列ではないのか
結局攻めると世間の同意が得やすいところを狙ったのではないのか
と疑問がわいてくる
そこで思い浮かぶ言葉は
スケープゴート
scapegoad ⇒ scape(≒escape 逃げる)+ goat(ヤギ)
ユダヤ教には贖罪の日というのがあるらしい
その日に人々の苦難や罪業をヤギに背負わせたということにして
そのヤギを荒野に放すという風習があるとのこと
荒野というのはおそらく砂漠でしょうが
放たれたヤギはどうなるのでしょうか
こんな風習から
人の不安 怒り 憎悪などを
ある一方向に向けるような対象のことをさして
スケープゴートと言うようになったとのこと
パチンコ店の場合
無関係のところというわけではないが
他にも公表すべきところがありそうなのに
パチンコ店決め打ちで公表したところに
生贄的な意志が働いていないと言い切れるだろうか
今回の店名公表を手放しで喝采する先には
ホロコーストが見えるような気がする
感染爆発を防ぐのが今最も大切なことかもしれないが
怒りを自制なく爆発させると自分自身の首を絞めることになる
というこを思い浮かべることも大切だろう
ホロコーストは全てを焼くという原義
そこから丸焼きの供物を意味するとのこと
ドイツの強制収容所だけではなく
アメリカによる日本の都市への絨毯爆撃
ベトナム戦争での連続する爆撃などへも
思いがつながっていく
末は博士か大臣か
私より前の世代ではこのようなことも言われていました
博士や大臣になることが立派なことだとされていたわけですね
賢い子供を見かけると
きっとこの子は将来博士や大臣という
立派な人になるであろうということです
高学歴社会の今では
博士課程を修了した人はそれほど珍しい存在でもなくなり
博士が昔ほど大成功というわけではないですね
一方大臣というのは立派な人とか人格者などと思う人は
今や皆無という時代になったのではないでしょうか
大臣というのは省のトップですから
指導力が必要ですし
その指導力を裏打ちする論理性や専門性が必要だと思います
しかし日本の大臣はずぶの素人ではなかろうかという人がなったりします
最近よく話題になるのは
超高齢のIT担当大臣
何を考えてそのような人を任命したのか
任命者も任命された方もどう考えて妥当と判断したのか
ちっとも納得できませんね
まあ政党の都合
政治家間の駆け引き
派閥間のバランス
などが大臣決定の根拠となっている現状を変えていかなければ
まともな大臣は生まれにくいと思います
COVID19に対する素早い対応で世界的に注目されている
天才プログラマー唐鳳IT担当大臣(政務委員)(39歳)
この方の活躍をネットで見るたびについ比較してしまう
しかしこの方の動きを生み出したのは
やはり国のリーダーの判断の速さやサポートがあったからでしょうから
国のリーダーの実力というのは
緊急事態によく見えてきますね
とにかく今後の大臣の決定には
きちっとその省が扱う事項に対して
かなりの知識があるような人を選ぶべきだと思います
今後IT環境がさらに進化し
一気に多数の国民がアクセスできるプラットフォームができれば
直接民主制で首相を選ぶということも可能になるかもしれません
そうなればもうちょっと国民の実情を理解できるリーダーを
選べる時代となるでしょうね
年金機構からのはがきが届いた
受給開始年齢が65歳と70歳とでは
受給額にこれくらい差がありますよ
考えた方がいいですよ
という内容
まだ少し先の話なのだが
一定の年齢の皆さんにこのようなはがきが届くのでしょうね
お国のやり方に全幅の信頼がおけないし
人間 明日どうなるかもわからないという現実を
SARS-CO2感染症で見せつけられている今
もらえるならとっとともらい始める
という人ばかりではないのかなぁ
70歳からの受給を選択する人は
かなり長生きできることを確信しているひとなのかなぁ
外来患者さんが
ところで先生はコロナいつ終息すると思いますか
私
分かりません
当然分かりません
分からないことが多すぎて
また政府や専門家の意図もわかりにくいところがあって
どうにもこうにも見えません
最初から疑問で今もわからぬことの一つは
なぜ最初からPCR検査をどんどんやる方向で話を進めなかったのか
ということ
最初はクラスターつぶしが有効だからとかなんとか説明されていますが
症状なき感染者の存在は早い段階からわかっていたこと
そのような人がクラスターの元締めになる可能性は当然あるわけだから
とにかくPCRをやって陽性なら症状がなくても自宅待機
としていればずいぶん変わっていたのではないでしょうか
さらにわからないのは
最近はPCRをやっていこうという方向性になっているようですが
なぜ今ならPCRをやった方がよいのか
なぜ方針が変更になったのかという理由が明確でないところ
理由がわかれば方針の意図が分かり
自主的な行動もスムースに変容していくと思うのですがね
専門家会議の皆さんがとても頑張ってくれているのは分かるのですが
PCR検査を最初からどんどんしてはならなかった
しなかったからよかった
と納得できる説明が欲しいと思います