肝臓への転移再発が見つかった。ほんの数ヶ月前のCTを見直してもまったく転移を疑わせる所見はない。かなり急速に大きくなっていると考えられた。その方に、抗癌剤治療を開始した。通常は抗癌剤治療を2コース行ってから、効果判定を行うのだが、腹痛などが出てきたため検査を行った。その結果を見ると、肝転移巣のそれぞれが大きくなるとともに、新たに見えてきた転移巣も認められている。開始した抗癌剤は無効と考えざるを得ない。使用薬剤の変更を行うこととした。
治療開始時から、使用できる薬剤の種類には限度があることなどはご本人にお話している。今回のお薬が効かなければ、後がない。
それにしても、この方の癌の増殖速度はかなり早い。つまり悪性度が高い。薬の効果が出なければ早い時期に、命に関わる事態になる可能性がある。最近お会いできていない配偶者の方にも、早々に時間をとって説明させていただく必要がある。
治療開始時から、使用できる薬剤の種類には限度があることなどはご本人にお話している。今回のお薬が効かなければ、後がない。
それにしても、この方の癌の増殖速度はかなり早い。つまり悪性度が高い。薬の効果が出なければ早い時期に、命に関わる事態になる可能性がある。最近お会いできていない配偶者の方にも、早々に時間をとって説明させていただく必要がある。