Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

賭け

2013-05-10 | 想い・雑感
周りの臓器に浸潤しており
遠くのリンパ節にも転移を認めるため
手術適応なしと判断した方に
ハーセプチンというお薬を含めた癌化学療法を施行してきたところ
大元の胃癌自体は小さくなり
転移と判断されていたリンパ節も目立たなくなってきた

こうなってもどこに転移巣が隠れているかわからないので
PET検査を行ったが明らかな転移を認めないとの返事

さあどうする
相手は目に見えない癌細胞
画像診断で見えないからといって
転移がないという保証とはならない

転移は無いと信じて手術をするか
このまま薬による治療を続けるか

ちなみに薬による治療で完治はまずない
手術で取り切れれば完治となる可能性が出てくるが再発の可能性は高い

さあ どうする
あなたなら どうする

ガンバラナイけどいいでしょう

2013-05-10 | 想い・雑感
10年ほど前に
ほんの2週間だけど
な~んにもしたくなくなり
活動すること自体が苦痛と感じるときがあった

環境が大きく変わったあとだった
私自身は適応力が高いと過信していたのだが
きっと随分ストレスを溜め込んでいたのだと思う

これはいかんと思い
無理をしない
頑張らない
嫌なことはしない … 努力をしてきた

社会生活を営んでいれば
頑張らないということは
意外と難しい
そこをなんとか折り合いをつけて
頑張りすぎないようにしてきた
お陰でいまや努力しなくても
気ままに生きられるように少しは変わってきたように思う

そんなおり
吉田拓郎さんの
ガンバラナイけどいいでしょう
という歌を知った
まさにこれ
こころに響いた

察知

2013-05-07 | 医療・病気・いのち
一応○○という所に
積立てをしているから
その時はそこに連絡してくれると
いいけどなぁ…

病気の状況をお話ししていても
実際に自分の体調変化がなければ
自分の死後の処置について
口にはされない

Tさんは進行ガンに対し
薬による治療を行っているが
そろそろ
抗がん剤治療の
止め時が近いのかも知れない

電話番号

2013-05-04 | 想い・雑感
人が意識的に縁を切る時
というのはいろいろな要因があり
他人がなかなかうかがい知れぬものがある

癌末期のTさん
早くに奥さんを亡くし
その後子供とは縁を切ったとのこと

Tさんの状況はそろそろ
厳しくなってきた
Tさんのベッドサイドで
今の状況を娘さんに連絡をしても良いか
と尋ねたところ きっぱり NO!
しかし
実は師長さんが娘さんの電話番号を調べてくれた
とお伝えしたところ
目つきが変わった

番号を教えてもらえないだろうか…

どんな理由があったにしろ
きっともう一度あって話をしたいのだろうか

喜んで
番号をお伝えした

さあ どうなりますか…

検疫感染症

2013-05-02 | 医療・病気・いのち
最近ちょくちょく話題にのぼる
鳥インフルエンザH7N9型

閣議決定として検疫感染症に指定されることになったとか

メディアで伝えられる情報からでは
それほど大騒ぎする段階ではないような気もしますが
政府はなにか重大な情報でもつかんでいるのかもしれない
と少々不安を感じてしまいます

ただひとーひと感染が成立するなら
症状が出てきたころには
すでにその患者さんは多くのウィルスをばら撒いているわけですから
この政令を施行して
強制入院や就業制限を行なっても
おおきなインパクトはないかもしれません

それにしても
中国から公表される情報では
実際どの程度のリスクがあるのか
ちっとも伝わってこないところが
もどかしい