花咲爺やの気まぐれ通信

日々の出来事等を き・ま・ぐ・れ・に発信

ひっそりと咲く十月桜

2011年11月16日 | 名所・旧跡

ようやく色付き始めた小簾公園の楓


昨日紹介した「皇女和宮姫宮行列」が行われた中山道・赤坂宿から
次の宿場町・美江寺宿へ行く途中にある小簾公園は
孝明天皇の妹である皇女和宮が徳川家茂の元に嫁ぐ為に
中山道を通って江戸に下った折、呂久川(揖斐川)の渡しを利用した際に
御座船の玉簾の中から、対岸にある当時呂久の渡しの船頭頭だった
馬淵家の庭の紅葉した楓を見た和宮は、その美しさに


          落ちて行く 身と知りながら 
        もみじばの 人なつかしく こがれこそすれ

                                                                  皇女・和宮

と和歌を詠んだと言われている和宮の遺徳を偲んで
呂久の渡し跡地に、この歌碑を中心に日本庭園として整備され
楓等多くの樹木が植えられ、紅葉の名所として知られている

昨日、この小簾公園へ楓の紅葉の様子を見に訪れたが
今年は暖かい日が続いていた為か、紅葉になるのが例年より遅く
この公園では、ようやく一部の楓が色付き始めた所だった

公園の隅でひっそいと咲く十月桜 1

公園の隅でひっそいと咲く十月桜 2


全体の蕾の3分の1が、10月頃から咲き始め
残りの3分の2は、春に咲くと言われ
花弁が八重で、白または薄ピンク色の花を咲かせる「十月桜」が
春に咲く「染井吉野」に比べ花の数が少なく、華やかさはないが
この公園の片隅で訪れる人も無く、ひっそりと咲き見頃を迎えていた


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