
日本では「土用」は春夏秋冬の年4回あって、その中で「土用の丑の日」は
年に平均6日程有るが、夏の「土用の丑の日」の事を単に「土用の丑の日」と呼び
1年で最も暑い夏の時期を乗り切る栄養を付ける為に、鰻を食べる習慣があり
今年は昨日がこの「土用の丑の日」に当たり、鰻屋さんは多くのお客で賑わっていた
鰻を食べる習慣についての由来には諸説あって、その中でも讃岐国出身の平賀源内が
発案したという説が最もよく知られており、その説によれば
商売がうまく行かない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売りたいと思い
源内の所に相談に行った所、源内は「丑の日に『う』の字が附く物を食べると
夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て
「本日丑の日」と書いて、店先に貼る事を勧めた
すると、物知りとして有名な源内の言う事ならばと云う事で
その鰻屋は大変繁盛し、その後他の鰻屋もそれを真似する様になり
「土用の丑の日」に鰻を食べる風習が定着して行ったと云われている
実際に鰻以外に、『う』の字が付くものとして梅干や瓜等を
食する習慣が昔には有った様だが、現代に於いては殆ど見られ無く成っている
栄養面からみても、鰻にはビタミンA・B群が豊富に含まれているので
夏バテや食欲減退防止等の効果が期待出来るとされているが
鰻の旬は、冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期で
それに比べれば、夏の時期に食べる鰻は味がおちると云われている

家の中にいてじっとしていても、汗が噴き出てくる様な今年一番の暑さとなり
「高温注意情報」も発表され、熱中症への注意を呼びかけられていたので
爺やも冷たいお茶等を飲んで水分補給を頻繁にしていたが、直ぐに汗となり
体外へと出てしまい、水分補給が追いつかない様な状態だった
爺やも世間並みに昨日、ビールのつまみとうな重にして
夏バテにならない様にと思い、鰻を食べたが
3年連続の稚魚不漁に依る養殖ウナギの卸売価格高騰の影響で値段は高く
清水の舞台から飛び降りた気持ちで、今年は何とか購入したが
来年更に鰻の値段が上がる様で有れば、年金生活をする爺やにとって
財政的に購入するのは難しく、今年が食べ納めの年になるのかもしれない
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