~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 七
「われら生命意識の修行所なり」
先の続き・・・
何カ月か前に、東京で疑問を頂きました。
「知って犯す罪と、
知らずに犯す罪がありますが、
ある教えでは、知って犯す罪よりも、
知らないで犯す罪のほうが重いと
説いているのは
どういいうことでしょうか」と。
知って犯す罪のほうが軽くて、
知らないで犯す罪のほうが重いのです。
普通なら知らずに悪いことをしたのだから、
この世的に見れば許されやすい、
罪は軽いと思います。
しかし、魂の世界から見ますと、
知らないで犯したら
その過ちに目覚めることができないから、
また繰り返して罪を犯します。
知って犯すには自分の良心が知っています。
「ああ、これをしたらいけないなあ」と、
自分の良心が知っていますから、
「これは再び繰り返してはいけない」と
目覚めることができます。
したがって、
知らないで犯した罪のほうが深いと
説かれたものです。
~ 感謝・合掌 ~