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浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

得るものも失うものも無き我れに
何を恐れん我れ神の中

「御垂訓」

2018-11-06 00:23:54 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


      講演 七

 「われら生命意識の修行所なり」

先の続き・・・

素晴らしい言葉があります。
私が若い頃、
ほんとうに苦しみました時に
私を救ってもらった
素晴らしい言葉です。
「人の愚かなる行為をもって
我が心の楽しみを
失うことなかれ」
「人の愚かなる行為をもって
我が心の楽しみを
失う者はなお愚かなリ」。

これは人の愚かなる行為という
外の出来事によって、
我が心の楽しみを失っては
いけないという意味です。

私たちの心の楽しみを
失う大きな原因は、
自分が正しくとも、
人が間違いを犯したために
腹を立てる場合が多いのです。
たとえばありもしない自分の
悪口、陰口を、
もしも人に言われた時

「あの餓鬼め、嘘をついて
私のことを悪く言ったな、
あれは許せない」と
言ってカッカと怒ってしまいます。
ところが、それは自分ではなく、
人が愚かなる行為をしているのです。
人の愚かなる行為で
心の楽しみを失っているのは
自分のほうであって、
なお愚かなことです。

自分が人から悪口を
言われたことによって、
腹を立てて苦しんだり
いやな思いをしましたら、
愚かなことをしている人よりも、
なお自分が愚か者に
なるといことです。


  ~ 感謝・合掌 ~


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