浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

五十路過ぎ振り返り見ば
我が人生罪と恥との
積み重ねなり

「御垂訓」

2018-11-07 00:49:34 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


                  講演 七

           「われら生命意識の修行所なり」

先の続き・・・

この言葉は二十歳ぐらいの時、
ある本によって教えていただきました。
この言葉によって、
ほんとうに私は救われました。
これは、しょうもない奴だと
軽蔑している相手の場合ほど、
よけいに腹が立つのです。
「あのド阿呆が、あんなことをぬかした、
ようもあんなことを言うたものや」と、
腹を立てるのですね。

軽蔑している者よりもなお、
自分が愚かになってしまいます。
このことが分かった時、
「あんなしょうもない奴よりも私のほうがもっと
しょうもない人間になったらつまらんことだ、
あんな馬鹿より馬鹿になりたくない」といって、
捨てやすくなります。
私はそう思うことで
大変救われたことがあったのです。

ですから、お友達の中でも、家庭の中でも、
自分が間違っていないのに、
人が間違ったことをすると腹が立つ時は、
この言葉を思い出して、
三回ぐらい唱えてみて下さい。
いっぺんに腹が立たなくなります。

これも腹を立てない一つのテクニックです。
それともう一つ、先程言いましたように
「己の欠点集」という帳面をこしらえて、
自分の持っている悪い癖、
欠点を箇条書きでも結構ですから、
番号を打って書きあげてみて下さい。


     ~ 感謝・合掌 ~



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