~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 七
「われら生命意識の修行所なり」
先の続き・・・
あの目を失った方もそうでしたね。
片目がつぶれても嘆き悲しみ、
「私ほど不幸な者はない」と
沈んでおられました。
ところが、
見えるほうの目に心を向けられた時、
「ああ、私は幸せだった」と
気付いて、
喜びのほうに心を切り替えましたら、
たちまちその方の顔の相まで
変わってしまったのです。
これは、目が治ったからその人が
幸せになったのかといいますと、
目はそのまま片目がつぶれています。
ただ、見えないほうの目に心を
向けたか見えるほうに向けたかで、
その人の人生が完全に
一八〇度変わったのです。
ですから常に自分の内へ内へと
心を向けることですね。
外は、人が何をしようと、どうしようと、
これは関係ありません。
人は人さんのことです。
自分は自分のことですね。
~ 感謝・合掌 ~