恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
東京・沖縄の旅にこと寄せて――幸せになる為には
昨夜来の癒しは百五十人以上、
仮に一人当たり三分要したとしても百人で
三百分、三百分なら五時間はゆうにかかります。
中には見動きできない方もたくさんお見えになっていました。
お気の毒に三歳の男の子で脳性小児麻痺を患って両足とも曲がって伸びず、
手も曲がって生きながらのミイラのような子でして、一生懸命に祈りました。
すると、足が伸びまして、翌日になりますと、
もう可愛い綺麗なお顔に変わっていました。
手も普通に動くようになって、お母さんの喜びは大変なものでした。
東京でお会いした世にも不思議な超能力の先生方が
沖縄にもおいでになっていたのですが、
皆で手分けして一生懸命汗を流して治療しておられました。
その方たちが一人にかかっておられる間に、
私は五、六人終わっているのです。
私の場合はただ「治りなさい」と言えば、皆治っていってくださるくのです。
「どうですか」と聞くと、「いやもう、治りました」と、
ご本人がそう言ってくれるのですから、これは間違いないですね。
「あの先生に診てもらったのですけど、まだここが痛いのです」と言って、
その先生に一生懸命治療してもらったのに、
又私のほうへくる方もあるのですね。
その方もうまく治ってくださって良かったのですけど。
最後には治療を申し込んだ人は全部私のところへきてしまいました。
そういう喜びというのは得難いものです。