浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

自我越えて肉の己れを
捨し時 神と我とは
一つなる知る

「御垂訓」

2022-10-21 00:44:10 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
  
 恩師のご著書「講演集」より


             講演集、 二

        東京・沖縄講演のお土産話――懺悔と告白

先の続き・・・

私などはこうして皆さんの前で喋らなくてはいけませんから、善い行いをして
きたなあと思いましても、借金のほうがはるかに大きくなります。
一つの善き行いに対して一人に喋ったとしたら、その善行は帳消しです。
一つの善い行いを自慢たらしく百人の前で喋ってしまいますと、
一人分は帳消しになりますから九十九人分の赤字が残ります。
天の国に帰って蔵の扉を開いたら、赤字の札ばかりです。

「ぎょうさん、私はいいことをしたなあ、天の蔵には大分詰まったなあ」
と思ってあの世に帰りますと、
私の蔵は借金ばかり残っているだろうと思います。
なぜかというと、あまり喋りすぎたからです。
しかし、私の自慢にはしておりません。
神様の自慢をしております。


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