恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
東京・沖縄講演のお土産話――懺悔と告白
先の続き・・・
法の実践の功徳です。
一回来て癒しを受け、
又二回治療に来て下さっても一切差別はしません。
実際には私は知らないから治療をしていたのですが、
或る先生はおっしゃって下さいました。
「長尾先生は一切の差別をなさいません。
わが身を捨てて人の為、人を生かそうとして下さいます。
この姿こそ神の御姿です。
神の愛を示していただきました。
差別なく、どんな人にでも優しく接して下さいます。
私たちも日々の生活の中で先生の実践を学んでいきましょう」と、
このような講演をされていました。
東京でお会いして、一時からのお話会で、
五時にはそこを出たのですから、
四時間そこそこの間、或る先生は弟子になりますと言って下さいましたが、
私には弟子は一人もおりません。
共に学ぶ心の友は何万人とおられますが、
私には弟子を持つ資格はございません。
では、何の価値もない私に僅か数時間会っただけでなぜ「弟子になります」と
おっしゃるのか、ということです。