浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2024-04-07 00:10:47 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


         第五章 心の曇りをとるための反省

          前世の親子が今生で嫁姑となる

先の続き・・・

一人の息子への愛にとらわれた思いが執着となり、
自分の育てた子が嫁に取られたように思って嫁を憎く思い、
嫁のほうもついに耐えきれなくて、
姑と調和できずに何とか対立しがちな
嫁姑の関係というのは世の中ではよく聞く話ではあります。

このお嫁さんの場合も、ご他聞にもれず
そんな母親の業とでもいうべき問題を、
その息子の嫁が引き受けるという立場に立たされ、
彼女としては、
やはりお姑さんをなかなか好きになれず、
そうかといって同じ屋根の下で暮らしを
共にしなくてはならないため、
その相手や状況から逃げるわけにもいかずに
心を苦しめていました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする