浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2024-04-09 23:57:57 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


           第五章 心の曇りをとるための反省

            前世の親子が今生で嫁姑となる

先の続き・・・

この話をさせてもらうと、それを聞いた方は、
それからお姑さんとうまくやって
いけるようになったそうです。
苦しみの中から心が開いたのでしょう。
前世の因縁が現在の謎を解く鍵になるというのは、
よくあることです。

潜在意識にははかり知れない記憶が
録音テープのごとく記録されています。
嫁と姑の問題はなかなかたいへんで、
いいお嫁さんほど夫に尽くしますから、
それを息子を取られたように思って、
お姑さんの方ではお嫁さんを憎く、
また、妬ましく思います。


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「垂訓」

2024-04-09 00:14:18 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


         第五章 心の曇りをとるための反省

          前世の親子が今生で嫁姑となる

先の続き・・・

今度生まれ変わったなら、
母が死ぬまでいっしょに暮らして面倒みたい。
そういう願いを抱いて亡くなったために、
その想念が今生でこういう形となって現れたのです。
いささか皮肉な結果と言えるかもしれませんが、
考えようによっては、お母さんの心の癖がとれ、
娘さんがどんな相手とも調和するという
心の修行を通じて魂を向上させるには、
絶好の機会であるとも言えましょう。

勿論、互いに過去世の記憶はすべて
表面の意識からは消されていますから、
肉体の五官の思いにどうしても翻弄されてしまい、
相手を憎く思ったり、恨んだりしています。
これはふつうのことです。

それがこのお嫁さんが苦しんで
苦しんで苦しみ抜いた時、
自分自身の前世において、もし、
また次の世で母親に巡り逢えたなら、
今度こそは終生尽くさせてもらいたいと
誓っていたことがわかり、
本当に涙を流して今生の姑さんに
お詫びすることになりました。
この心はお姑さんにも伝わりました。
この嫁姑は以前とは打って変わり、
とても仲のいい嫁姑になったということです。


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