恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
反省研修会のこと
先の続き・・・
できれば、永久に忘れ去りたい。
でも、どうしても完全には記憶から
消し去ることができない。
そういう記憶は幾重にもポリ袋に詰め込まれ、
念入りに栓をして、
絶対にゴミための表面のほうへ
出て来ないように念入りに重石をして、
たくさん積み重なったゴミのいちばん底のほうに
押し込められています。
なぜ、わざわざこういう記憶を
掘り起こすことが必要かと言いますと、
幼い頃の心のつまずきや過ちの記憶と
その時の強烈な感情は、
その後の人間の一生を支配するほど
影響力のあるものだからです。
自分自身の心の全貌をつかまない限り、
私たちは真の自己を知ることも、
本当の幸福と健康をつかむこともできません。