恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
反省してはじめてわからせていただいた母親の愛
先の続き・・・
この母の大きな愛に対して幼い私が
大きな嘘をついてだましている。
そして母の愛を裏切っているこの姿を見た時、
「ああ、痛かったやろうなあ。
かわいそうになあ。つらかったやろう」
「友達のお母ちゃんはなんで
あんばいしてくれんじゃったろう」
と言ってくれたそのことを、
ずっと反省させていただきました。
不思議なもので、三日も四日も一つのことを
追求し続けていくと、
その時の場面が本当にそのまま出て来るのです。
足の肉が裂けた時の感覚がはっきりと再現されます。
真剣に反省に取り組めば、
その当時の状況が詳しく思い出され、
肉体の感覚までありありとよみがえってきます。