恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
東京・沖縄講演のお土産話――懺悔と告白
先の続き・・・
「これをしてはならない」ということは、皆知っております。
しかし、神様は何をしてもお叱りにはなりません。
ただ目覚めてほしいと思って下さいます。
過ちを犯しておれば、自ら苦しまなくてはいけない、罰は自分の想念、
行為、言葉の過ちによって、自分が自分に当てるものです。
過ちを犯す者ほど神様はいとおしく思って下さいます。
そして心に目覚めてきますと、どなた様でもいとおしくなります。
「いとし子よ、目覚めてほしい、
そして幸せになってほしい」という神の心が
湧き上がってきます。
すべてはそのようになる為にこの世に生を頂いております。
自分のことばかり考えておりますと、決して幸せにはなれません。
自然界は相互依存、持ちつ持たれつして、バランスのとれている世界です。
現象界はお互いに助け合って調和を保っております。
この調和の中にあって、私たちが自己保存、自我我欲というアンバランスな
生活をしていますと、自然の法則に自ら食み出していきます。
誰も自然から逃れて生きることはできません。
高橋信次先生のご存命中のことです。