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ネットカフェ難民 川崎昌平

2018年07月04日 | 

 ドキュメント「最底辺生活」 なんて書いてあるけれど、別に取材したというわけではなく、自分が(まあ自ら選んで)そうなった、そのまま思うところを書いただけ、と言う本。たった1例のドキュメントというわけだ。まあまあ。

 資本主義でよかった、社会主義ではこんなふうに怠けることはできないのではないか、みたいなことが書いてあるが、とんでもない。社会主義では誰にでも仕事は与えなければならないので、たくさんのアル中が、仕事はあるがいい加減というか、全然仕事できずに、その扱いに困る管理職のことを米原万里が書いている。もちろん反体制で社会的に力があると、強制収容所送りかもしれない、それは怖い。