「あなたは誰ですか」
「わたしは枝実子です」
「いい名前ですね」
若年性アルツハイマーの病が進行して、ついに過去の記憶を失ってしまう・・
「明日の記憶」のラストシーン、自分を迎えにきた妻との会話はあまりにせつない。
崩れていく己の人格と生活を受け入れて、懸命に生きようとしたが、
ついに支えとなってくれた妻の顔も忘れてしまう。
いま認可されているアルツハイマーの薬は進行を遅らせる効果しかないが、
欧米では進行そのものを止めるアルツハイマーの特効薬を開発中であるとか・・
最期まで人間らしくありたいと願うばかりである。
早朝の東の空をながめつつ想う・・
枝実子は夫を励まし、支え続ける、たとえ過去が失われたとしても、
ふたりで明日の記憶を作って行こうと決めたのである。
「わたしは枝実子です」
「いい名前ですね」
若年性アルツハイマーの病が進行して、ついに過去の記憶を失ってしまう・・
「明日の記憶」のラストシーン、自分を迎えにきた妻との会話はあまりにせつない。
崩れていく己の人格と生活を受け入れて、懸命に生きようとしたが、
ついに支えとなってくれた妻の顔も忘れてしまう。
いま認可されているアルツハイマーの薬は進行を遅らせる効果しかないが、
欧米では進行そのものを止めるアルツハイマーの特効薬を開発中であるとか・・
最期まで人間らしくありたいと願うばかりである。
早朝の東の空をながめつつ想う・・
枝実子は夫を励まし、支え続ける、たとえ過去が失われたとしても、
ふたりで明日の記憶を作って行こうと決めたのである。