屯田物語

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明日の記憶 

2006年12月21日 | 映画
「あなたは誰ですか」
「わたしは枝実子です」
「いい名前ですね」

若年性アルツハイマーの病が進行して、ついに過去の記憶を失ってしまう・・
「明日の記憶」のラストシーン、自分を迎えにきた妻との会話はあまりにせつない。
崩れていく己の人格と生活を受け入れて、懸命に生きようとしたが、
ついに支えとなってくれた妻の顔も忘れてしまう。

いま認可されているアルツハイマーの薬は進行を遅らせる効果しかないが、
欧米では進行そのものを止めるアルツハイマーの特効薬を開発中であるとか・・
最期まで人間らしくありたいと願うばかりである。



早朝の東の空をながめつつ想う・・

枝実子は夫を励まし、支え続ける、たとえ過去が失われたとしても、
ふたりで明日の記憶を作って行こうと決めたのである。