バカチョンカメラがあった。
誰でも簡単に写せるカメラと言う意味であった。
ところが、チョンが差別用語ということになり、放送禁止用語となった。
一般的には、どちらかと言うと、差別を意識していない人がこの手の言葉を使う。
差別している訳ではない。
語源がどうかでなく、その言葉の意味で使っている人がいる。
普段、朝鮮人をチョンと言ったりしない人が使ってしまう傾向があると考える。
人から指摘を受けて、気付く。
今回の自民党谷垣幹事長が失言したのもそんな気がした。
私も、10年くらい前に、「めくら」判と言ってしまったことがある。
その時まで、「めくら」が、放送禁止用語になっていることも知らなかった。
いいかげんに判を押して承認する意味で、「めくら判」と言う言葉がある。
仕事上、いいかげんな対応を注意する意味で、特に判を押していた処理で、この言葉を使っていたことがあった。
難しいのは、使っている人は、そんな差別的な意味で使っている意識が無いのに、使われた側の感情を害することである。
受けて側の感情を意識と言う観点では、セクハラに通じるものがある。
「めくら」は、視聴覚障害者と言い換えて使うのが正しい。
放送禁止用語は、次に書かれている。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4845/odio/kinku.html
・なるべく使わない
・絶対に使わない
を記憶することが大事で、基本、絶対に使わないことに限る。
良く読んでみると、TVでも使われている用語も多い。
・芸人(ここの定義では、芸能人と言うになっているが、TVでは、漫才等の人を芸人として、俳優や歌手等を芸能人と使い分けている気がする)
・やばい(やばいよ、やばいよと繰り返して言う芸能人がいるが問題にはならないの?)
・ヤブ医者も差別用語となっているが、見立てが悪い開業医より分かり易いと考える)
・床屋 → 何故?と思いました。
床屋が、差別用語の理由は、ここを参照:
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1110032266
<日々現金収入がある(日銭が入る)職業(主として小売業やサービス業)の多くは八百屋・魚屋・風呂屋・床屋などのように接尾語として屋が付く。
その多くが、特定の日に金銭の授受が行なわれる商慣習を持つ商いでなかったことから、軽蔑を込めて用いられる。>
床屋が差別用語と知って、早速、調べてみたら、こういう差別があったのかと、逆に知ってしまった。
しかし、八百屋、魚屋、風呂屋は、差別用語には上がっていないのどうしてか?
・馬喰は、家畜仲買人と言わないといけないことになっているが、東京には、馬喰町という町名がある。当然、駅名でもある。しかし、言い換えたりはしていない。
放送禁止用語の基準が変な感じがする。
閑話:
こんなブログも見つけた。
バカチョンのチョンの本来の意味は、「一人前以下である」と言う意味で、東海道膝栗毛にもその記載があるとしている。
朝鮮人への差別用語からできたのではないとある。
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5782.html
江戸時代の朝鮮人を差別している訳ではないが、近年、差別用語にされた感じである。
80年代のCMでは、フィルム付きのカメラを、バカションカメラと称して、CM放送されていた。
このバカチョンが放送禁止用語になったのは、近年であることは間違いない。