ある新製品の紹介CMがあった。
ポンプ式の石鹸の押しボタンが、抗菌性になったCM。
しかし、日常、トイレの後は、汚い手で触れるかも知れないが、その後、石鹸で手を洗い、そのポンプの押しボタンには触らない。
だから、いくらポンプの押しボタンが汚れていても、その後は、手を石鹸で洗うので、手は綺麗になる。
抗菌性があるのと無いのでは、有った方が良いのは分かるけれど、本当にそこまで必要性があるのかに疑問を持ちました。
よく、熱湯を掛けて消毒した気でいる人がいますが、あくまでも、気持ちだけです。
殆どの雑菌は、死ぬとは思いますが、死なない菌もいます。
正確な熱湯での消毒には、90℃以上の温度で、5分以上煮ます。三重県桑名保険福祉事務所さんの「食中毒の予防と対策」では、100℃ 30秒間、90℃以上 5分間以上、75℃以上 15分間以上となっていました。えひめ食の安全・安心情報さんの「大量調理施設衛生管理マニュアル」では、80℃で5分間以上又はこれと同等の効果を有する方法となっていました。
(参照:http://ws-plan.com/tsukuru/syafutu.html)
多くの雑菌は、完全に乾燥させるだけでも、死にます。
しかし、困ったことに、空中には、湿気という水分があります。
従って、少しぐらいの雑菌とは付き合いましょうと思いました。