NHKプレミアムで放送していた「驚き’ニッポンの底力 巨大建築物語」を見ている。
建築・土木等の技術を紹介していた番組です。
日本の技術力は凄いと思っていたのに、昨日の橋桁落下事故。
残念でならない。
原因は、未だ、確定していない。
原因を追求し、この事故の反省を活かして欲しい。
閑話:
1.サンフランシスコ地震(1989年10 月17日) があり、フリーウエイの橋桁が落ちた。
その時、誰だか分からないが、土木学会の大学教授が、日本の高速道路では、橋桁が落ちることは絶対にないと言っていた。
阪神大震災(1995年1月17日)で、見事に、橋桁が落下した。
その後、橋脚を補強するため、鉄板を巻く工事、橋桁が落ちないようにするワイヤ―で吊る工事が行われた。
非を認め、対策が取られた。
2.姉歯建築士が、構造計算書を偽装し、鉄筋不足とした事件があった。
震度5の地震で崩壊し、殺人マンションと揶揄されたが、その姉歯が設計した物件が崩壊したという報道は一切ない。
見方を変えると、構造計算書は、過剰な計算結果かも知れないと考えます。
過剰とすれば、建築会社、コンクリートに関連する会社、丸棒を作る鉄鋼メーカーに関連する会社が、不要なコストを掛けさせて、儲けているような気もする。
実際に姉歯建築士が、計算した建物を、兵庫県にある施設で実験をして欲しいが、誰もその費用を負担する人がいないので、実験はできていない。
実験施設は、独立行政法人防災科学技術研究所・兵庫耐震工学研究センターです。
http://www.bosai.go.jp/hyogo/research/movie/movie.html
施主は、少しぐらい高くても、安全な方が良いと考えるので、構造計算の根拠は不問のエリアとなっている。
本当は、知りたいところであるが、誰も言い出さない。