今日のアジアのニュースでは、バンコク市内の高層マンションの住民が、お寺の鐘(朝早い3時頃)がうるさいと訴えて、当局から鐘を静かに付くようにお寺に対して指導があった。
日本でも、似たような事例があります。
工場地帯の地域にマンションができ、騒音があるとか、トラックの通行で危険、排気ガスが強い等のクレームを言い、その地域の工場を移転させた話。
工場地帯だから、そのマンションは、相場より安く売られていたはず。
クレームを言うべきことではないと普通は考えます。
古くからあるお寺の近くの住人は、300年以上続いている伝統で、後から住んできた人がクレームする話ではない。
古くからいる住民は、この鐘も生活の一部だときっぱり言っていました。
鐘がうるさいなら出て行けば良いと、地域の伝統の維持を訴えていました。
例えば、救急病院の近隣に引っ越した住人。
サイレンの音がうるさいとクレームを言いますか?
消防署の近隣に引っ越した住人。
救急車や消防車がうるさいとクレームを言いますか?
バンコクの鐘の問題は、消防署の近隣に引越した住人のクレームに近いと考えます。
閑話:
事前に近隣を調査するのが、不動産の基本です。
特に、昼と夜、土日にも不動産を調査すべきです。
なんとなく近隣の人と立ち話をしたら分かることです。