目的を持って始める「ゆうゆう生活」

<Begin with the End in Mind>悠悠、融融、優遊、悠悠閑閑な「ゆうゆう」生活のブログ

四半世紀前(1995年)頃のIT状態

2020-03-20 | IT関連

1995年3月20日。

今から25年前。

四半世紀前となります。

東京では、オウム真理教によるサリン事件が起きました。

 

その少し前の1995年1月17日、阪神淡路大震災。

95年と言えば、Windows95を思い出します。

Windows95の日本語版は、その年の秋、1995年11月23日発売です。

それまでは、MS-DOSベースのwindows3.1です。

マルチ画面風ですが、シングルタスク、シングルユーザーでした。

 

サリン事件から離れてしまいましたが、私が勤めていた会社はIT会社です。

社内の一部のシステムでは、アメリカのインターネットに接続でき、HP(ホームページ)が閲覧できました。

小耳に挟んだ外国のソフトウエアは、インターネットで検索すると、日本に居ても、どんなソフトかを知ることができました。

インターネット検索で、お客様に説明でき、営業面では、随分と助かった記憶があります。

 

サリン事件の3月20日は、春分の日でもなく、会社に出勤していました。

昼休みの食堂で、東京では大変な事件が起きていることを同僚から聞いて知りました。

但し、大変とは言いながら、どの程度、大変な事件かは分かっていない様でした。

つまり、日本の会社では、インターネット上にHpを作っている会社はありませんでした。

ましてや、ニュースを掲示する新聞社もありませんでした。

会社には、TVはありましたが、それを見ることもありませんでした。

自宅に帰って、TVを見て、初めて凄い事件が起こったことを知りました。

 

95年1月は、地震が無いと言われていた関西圏で、大地震が発生。

被害が大きいと、インフラが壊滅し、正確な震源地すら分からないということを知りました。

3月には、地震以外の大事件は、その時は想像できませんでした。

ましてや、サリンという化学兵器みたいなものが捲かれました。

 

携帯電話の普及率は低く、関西では、阪神大震災後に、急激に普及し始めました。

( 携帯電話の普及率:1995年10% ;https://honkawa2.sakura.ne.jp/6350.html )

自社のIT会社でも、営業が持っていたのは、ポケベルでした。

( ポケベルの普及率と衰退 :http://www.kogures.com/hitoshi/history/keitai-pocket-bell/index.html )

ポケベル携帯前は、朝、外出する時に、訪問先の予定表に手書きして、出かけていました。

緊急の用事がある時は、訪問先に会社へ電話するようにと、メモが入っていました。

また、営業は、会社訪問が終わる度に、自社に電話を入れて、緊急対応の連絡が無いかを確認しておりました。

ポケベルでも、営業にとっては、画期的なアイテムでした。

 

95年から25年。

この25年で、急激に便利な時代になりました。

今のノートブックは、1993年にIBMから発売されたThinkPad220 と考えております。

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1101/tp12.htm

それまでも、ラップトップと呼んでいましたが、大きなPCでした。

代表的なPCは、IBMのPS/55 5535S。 

http://www.mars.dti.ne.jp/~ayase/tp/ps5535s.htm

今のノートブックとは、かけ離れた筐体でした。

 

iPhoneの初代は、2007年に発売されました。

今や亜流ですが、1993年にPalmコンピューターが発売され、今のiPhoneの前身の様なPDA(personal digital assistant)が存在しておりました。

当時は、情報携帯端末(PDA)と呼ばれていました。

http://www.mars.dti.ne.jp/~ayase/tp/ps5535s.htm

カシオ、シャープ等が販売しておりました。

色々な要素が相俟って、今の携帯端末になっています。

 

四半世紀前(95年)、日本ではインターネットが普及していない時代。

MS-DOS → Windows 

ポケベル → 携帯電話 → iモード → PALM → iPhone

電子メール(e-Mail、Notes、Outlook等)

SNS(ブログ、Instagram、LINE、Facebook、TikTok、Skype、LinkedIn等)

 

凄い時代になりました。

改めて、95年は、変化する時代のターニングポイントだったの様な気がします。