古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

アオサギはいつも飛び立つ

2010年03月17日 07時29分15秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 家と畑との間にあるため池のほとりには、いつもアオサギくんがいます。ぼくが長靴で池のそばを歩くとゆっくり羽ばたいて飛び立ち、少しだけ向うの田んぼに移動します。「やれやれ、考えごとをしていたのに人が来たのか。仕方がないな」とでもいうように。それを見ると気の毒になって、「なにもしないからそのままそのまま!」と心の中で声をかけるのですが、やっぱり必ず飛び立ちます。
 しかし車で池のそばを通るときは、いくらゆっくり通っても池のふちに立ったままです。だからこの写真も車で通りながら撮りました。中央にアオサギくんが立っているのがわかるでしょうか。
 いつ見ても不動の姿勢で水面を見つめているので、なにか考えごとをしているのかと思ったら、このまえパクッと水中の魚をつかまえました。お見事! 辛抱づよくじっと獲物をねらっていたんですね。
 ウッドデッキから眺めていると動物たちも生きる苦労があるようです。カラスが電柱のてっぺんで鳴き交わしていると思ったら、獲物をくわえたトンビを二羽のカラスが追いかけはじめました。トンビのほうが体は大きいけれど、カラスは執拗に追いかけ、追っ払ってしまいました。
 散歩で村の中を歩くとスズメの群れを見かけます。チュンチュン鳴く声に懐かしささえ感じます。我が家の裏山にスズメが来ることはありません。ヒバリは少し離れた田んぼではよく飛び立ちますが、裏山はウグイス、ホオジロ、ヤマバトなどがやってきます。
 畑をトラクターや耕運機で耕すとセキレイがやってきます。耕運機の音をききつけてくるのでしょうか。土のにおいでくるのでしょうか。不思議なほどいつでも、二羽三羽と飛んできます。
 我が家の畑は、ぼくたちがつくるまえはほとんど放置状態で草が高く生えて、冬はそのまま枯れていました。そこによくキジがきて鳴いていました。だから『キジの畑』と呼ぶことにしました。でも草を刈り手入れをするようになったからかキジを見かけることがなくなりました。
 ところでヒヨドリは、街であれ田舎であれ野菜の植えてあるところには、いつでもやってきますね。しかも大食漢でしっかり糞をします。ぼくはあまり好きになれないのですが……。

コメント
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