古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

きのうは夕立がありませんでした。

2013年08月13日 03時42分29秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                  
 ことしは胡麻の生長が早いようです。写真はうちの畑のキンゴマ2条植えの2畝。道子さんは毎朝この2畝4列を両側から見てまわります。見てまわるといっても150センチ以上の高さになっていますし、上から下までサヤがついていますから、立ち止まって1本ごとに首を上下して点検。クロメンガタスズメの幼虫がいたら葉っぱごとちぎり、四角のタライに入れて水葬。ミドリカメムシがいたら(ほとんどツガイになってます)潰す。下の不要な葉っぱはハサミで切って落とす。1時間以上かかります。
 例年収穫は9月はじめですが、今年は下のほうのサヤが枯れてもうすぐはじけます。(胡麻が落ちてしまう)ですからぼちぼち切って収穫します。(逆さに吊るして干す。ゴマは下のシートに落ちる)大変な手間をかけて、日本では絶滅危惧種ともささやかれる胡麻をつくっているわけです。ぼくは、種播きから収穫まで、ゴマに関してはなんにもしません。ときどきあの幼虫を火葬にしてるだけ。
 ところでみなさん、胡麻の木のほうはこうして真っ直ぐ150センチ伸びるのですが、「根」はどうなってるかご存知ですか。
 ゴマの根は、細い根がいっぱいからまって、カボチャくらいの大きな塊になっています。だから胡麻を切って収穫したあと、根を掘り起こすのは一仕事です。抜いた根はいっぱい土を抱えていますから、根を干し、コンクリートブロックに叩きつけて土を落としてから燃やします。(ぼくの仕事)
 一粒の小さい胡麻が、150センチに伸び、A5版ほどの大きな葉をつけ、びっしり細い根を張る。
 余談ですが、クロメンガタスズメのサナギが、根といっしょに出てきます。黒っぽい赤色で親指ほどの大きさです。それを掌で握ると「ビビビッ!」と痙攣が伝わり、ゾクッとします。幼虫は存在感がありますが、サナギだってなかなかのものです。
 きのうは夕立がありませんでしたが、このところ毎日夕立があり、水やり不要で助かります。でも畝間が乾かず、土が長靴にごってりつきます。
 きのう神戸の長田の人と話したら、「神戸は夕立がなくてカラカラ!」ですってね。知りませんでした。
 大豆・黒豆の花が咲き、水やりの必要なときにばっちり雨が降る。
 龍神さま、ありがとうございます。お疲れでしょう。しばらくおやすみください。
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