古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『逝く』という大仕事を考える。 …… その壱

2014年01月16日 02時19分59秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 身近な人がホスピスに入ったり逝ったりすると、ぼくも『死ぬ』という大仕事を前にいろんなことを知りたいと思います。
 まずPPK(ピ・ピン・コロリ)です。ぼくの一番感動した〈PPKの話〉を〝一席"。
 10年余り前の年末、ある人から喪中ハガキが届きました。お父さんが97歳で逝ったということで、「男性としては長生きだったなー」と感心しました。後日出会ったとき「どんなふうに逝かれたか」きいてみました。
 その方は九十七歳になっても書道をたしなんでおられ、ある日の朝食後「ちょっと昼まで書道の練習をする」と自分の部屋に入られました。昼の食事時間になっても出てこられないので様子を見に行くと、机に向かったまま「逝って」おられました。
 多くの人がそんな見聞を一つや二つもっておられるでしょう。
 しかし「自分もそうありたい」と願っても、一般に「逝く」のはそんなに簡単なことではありません。〈コロリ寺〉として知られるあるお寺の和尚さんは中風で寝込んでおられる、という話をこのブログでも紹介したことがありますが、どうもこの世の中、なかなか思うようにはいかないようです。 (つづく)

 毎年、年末に「〈一泊の蟹を食べる旅〉をするのが自分たちへのご褒美」なのですが、いろいろあって新年にずれ込みました。宮津の雪景色を期待して出掛けましたが、雪は消えていました。でも「蟹」とはしっかり出会いました。
 また1年、元気に畑仕事・山の手入れ・大工仕事をして、年の暮れに蟹を食べられますように。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする