古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「東京オリンピックやめたらどないや」とだれも言わないのだろうか。

2015年09月03日 02時42分07秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 2020年の「東京オリンピック」が決まり、テレビの報道番組を見ていたらこんな場面がありました。福島の原発で避難しているおばあさんが、オリンピック決定でわき返る画面を見て、「あんなによろこんでなさる。どこの国の人たちだろうと思った」と言ってました。
 テレビのコメンテーターは、競技場がどうとか、エンブレムがどうとか、あれこれ言いますが、「こんなケチが次々つくんならオリンピックやめたらどないや」と一人ぐらい言ってもええのに、だれも言いません。言ったらホサレてしまうでしょうけど。
 ぼくの知ってる97歳のおばあさんは「オリンピック見てから死にたい」と生きる目標にしているそうです。そんな老人がちょこちょこいるかも。でもあと2~3年でなく、ちょっと間があるから頑張って生きるのはしんどいかも。
 全体としてマスコミは「スポーツは素晴らしい。選手の努力精進は素晴らしい。オリンピック目指して頑張るのは立派なことだ」というトーンで、「オリンピック近し」気分をあおっています。時間はまだかなりあるんだけど。
 なにがなんでも、無事に、立派に、たくさんメダルをとって、オリンピックを成功させなくてはならない。地震や噴火や天候の災害なんかに負けられない。
 これからの5年を国民がそんな気分で過ごすのはしんどいですぜ。
 立派なオリンピック目指さんでもええ。「エエカゲン」にしたらええ。
 エエカゲン=「ちょうどよい加減」や。
 
コメント
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